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MakeShopからShopifyへ移行する際のポイントを現役運営者の現場経験を踏まえて徹底解説!

2022.05.28

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MakeShopからShopifyへ移行する際のポイントを現役運営者の現場経験を踏まえて徹底解説!

今回は、多くの方が考えていらっしゃるであろうShopify(ショッピファイ)への移行に関して、現場で実際に移行を経験した経験をもとに、より具体的な内容の解説をお伝えしていきます。

  • 今使っているカートからShopifyに移行しようかな…
  • Makeshopを使っているけど、Shopifyに引っ越しする時のポイントは?

このように思われている方のために本記事では、ECサイト運営13年目の筆者がMakeShopからShopifyへECサイトを移行した時の経験をもとに、押さえておきたいポイントや注意点を解説します。

ただでさえ業務が多いECサイト運営ですが、カートの移行となるとご想像の通りもう一大事です。忙しい通常業務の合間を縫って移行作業をしなければなりません。ぜひ今回の内容を参考にしていただけると嬉しいです。

Shopifyのことについてより詳しく知りたい方は、以前の記事でShopifyの特徴や評判・口コミなどをめとめておりますので、是非一度ご覧ください。

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一般的なECカートでは不要だけれどShopifyでは必要なこと

ECサイトの移行とひとことで言っても、やることは山ほどあります。制作面だけ見ればゼロからECサイトを開設するよりも大変です。以下にざっくりとご紹介いたします。

  • 基本設定
  • 商品情報の移行
  • 顧客情報の移行
  • 注文データの移行
  • ブログ記事の移行
  • 送料設定
  • サイトの構築
  • 決済の繋ぎ直し
  • 基幹システムとの繋ぎ込み
  • ドメインの移管
  • ユーザーへのアナウンス etc…

一般的にはこのような作業が必要かと思いますが、Shopifyがカナダ発のECカートであるがゆえの、Shopify特有の必須作業があります。予め把握しておけば、いざShopifyに移行するときに役立ちますのでご紹介していきます。

Shopify特有の作業 ①英語を日本語に翻訳

当然と言えば当然ですが、カナダ発のECカートであるShopifyは英語がまだ多く残っています。基本的に管理画面は日本語対応しておりますが、アカウントの言語設定がうっかり英語になって焦ることがあるので、落ちついて日本語に設定しましょう。

ショップの店構えとなるデザインのテンプレート(Shopifyではテーマと呼びます)は基本的にほとんど英語です。Shopify純正のテンプレートには日本語対応しているものもありますが、デザイン性の高い有料テーマは当然のように英語です。

日本語対応していないテーマを使用する場合は言語を日本語に修正する必要があります。

変更箇所:アクション > 言語を編集

「言語を編集」から1項目ずつ翻訳すると気が遠くなるのでちょっとした裏技をご紹介します。

日本語対応している無料テーマをインストールして、翻訳データが入っている「ja.json」というデータをコピーして翻訳したいテーマに貼り付ければ時短で翻訳ができます。ただし微調整は必要なので、「言語を編集」からも必ずチェックしましょう。

Shopify特有の作業 ②必要なアプリをインストール

Shopifyの基本機能は必要最低限のみとなっており、基本機能にないものはアプリで機能を追加していくのが特徴です。

例えば、ポイント・レビュー機能・配送日時指定・再入荷登録・会員ランクなど、Shopifyの標準機能で装備されていないものは該当のアプリを探してインストールし、機能を後付けします。

予めどの機能をどのアプリで導入するか要件を決めておき、構築のタイミングでインストールする必要がありますので入念な調査が必要です。

有料アプリの場合はサイト公開前にアプリの月額費用もかかる場合がありますので、予算を忘れずに計算しなければなりません。

Shopify特有の作業 ③入力フォームの姓名の順番を修正

こちらもShopifyが海外発ECカートであるために発生する作業です。Shopifyでは会員登録フォームやマイページの氏名が名・姓の順になっています。初期設定の状態でファーストネームが苗字よりも前に来ているんですね。忘れずにテーマを編集してフォームを姓・名の順番に修正しましょう。

変更箇所:テーマ内のコード customers/register.liquid

Shopify特有の作業 ④自動送信メールの宛先名の変更

英語圏ライクな仕様のために、注文確定時や発送時に送信される自動送信メールの宛名の初期設定がファーストネームのみになっています。突然ショップから下の名前で呼ばれたらお客様がびっくりしますので、苗字かフルネームを表示するように変更しておきましょう。

テンプレートが沢山ありますが、変更漏れの無いようにすべてチェックするのがおすすめです。

変更箇所:設定 > 通知

Shopify特有の作業(現象)⑤データの文字化け

Shopifyでは商品データや注文データをダウンロードしてそのまま開くと文字化けします。文字化けする理由はデータの文字コードがUTF-8になっているためです。

文字コードを変更できるcsvエディタを使い、データをShift_JISで読み込みし直すか、Googleスプレッドシートにインポートし直すと文字化けが解消します。

編集したデータをShopifyにアップロードするときは、文字コードをShift_JISからUTF-8に変更する作業を忘れずに行いましょう。

MakeShopからShopifyに移行して大変だったこと

実際にMakeShopからShopifyにECカートを移行して、実際に苦労した点や大変だったポイントと解決方法をまとめました。

Shopifyに会員データを移行する時は姓名を分割する

MakeShopに登録されている会員データはエクスポート出来ますので、Shopifyにインポートすれば既存会員のデータをそのまま引き継ぐことが可能です。しかし一筋縄では進みません。

①MakeShopの顧客データは姓名がくっついて1項目になっている
②Shopifyの会員データのカラムは姓と名が分かれている

つまり、MakeShopのデータでは姓名が1列のデータになっているのに、Shopifyにインポートする時に姓と名の2行に分割しなければならない、ということです。1人1人目視で分ける時間は無いと思いますので、姓名を自動分割してくれる便利ツールなどを使用しましょう。

カート移行時以外にも大活躍するおすすめShopifyアプリ

Matrixify(旧Excelify)

通常の運用でも大活躍する、データのインポート・エクスポートアプリです。筆者としては、このアプリは必須と言えるほど便利な推しアプリです。

まず、このアプリを使ってデータをダウンロードすると、文字コードの都合で文字化けする現象が起こりません。ダウンロードしたままのデータを編集し、そのままアップロードできるんです。毎回毎回文字コードを変更するのは地味に手間がかかるのでMatrixifyの便利さを実感していただけると思います。

また、Shopifyの純正データではダウンロード出来ない項目もMatrixifyならダウンロードが可能です。注文データ・商品データ・顧客データなど、すべてのデータをcsv・Excel形式で取り扱うことができます。

配送日時指定 .amp

Shopifyでは配送日時指定の機能がありませんが、このアプリを使えば簡単に配送日時指定の機能を導入できます。アプリを使わないで機能を実装することもできますが、エンジニアでない人にとってはハードルが高いのでアプリで導入するのがおすすめです。

「配送日時指定 .amp」以外にも配送日時指定アプリは色々種類があるので、トライアルして使いやすそうなものを採用しましょう。

Judge.me Product Reviews

写真や動画付きのレビューを投稿できるレビュー管理アプリです。既存レビューのインポートも可能ですので、旧サイトに溜まったレビューをエクスポートして、Judge.meにインポートすればレビューがリセットされることなくそのまま引き継ぐことが可能です。

レビューのリクエストメールなども自動送信してくれる多機能アプリとなっております。

総括

この記事ではShopifyへカートを移行する場合の細かい作業や苦労した点を説明いたしましたが、移行してしまえばMakeShopよりも管理がしやすく総合的に運用コストが下がりました

余談ですが、Shopifyにばかり気を取られてMakeShop側有料プランやSSLなどの解約をうっかり忘れがちです。

MakeShopからShopifyへ移行する時は、契約や移行に関する作業だけでなく、解約についてもしっかりスケジュールと作業分担を決めて1つずつ着実に準備を進めましょう。

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