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Amazon出品の始め方!個人・法人で小口と大口どっちがおすすめ?手数料や仕組みの違いを徹底解説!

2024.03.24

想定読了時間 7 分
Amazon出品の始め方!個人・法人で小口と大口どっちがおすすめ?手数料や仕組みの違いを徹底解説!

近年Amazonの勢いがすごいことになっており、コロナや副業ムードも相まって多くの事業者がAmazonへの参入を検討さているかと思います。

  • Amazonに新規参入したいけど、登録方法がわからない
  • Amazon出品するにはどんな手続きや準備が必要?

一方で上記のような悩みをもっている方も多いのではないでしょうか。

Amazonは他の大手ECモールとは特徴が異なっており、新たに始めるのに色々と手間取っているというお声もよく耳にします。

あらかじめ登録手順やプランの内容を把握しておかないと、間違った選択や登録をしてしまい、Amazon販売で失敗という事態にもなりかねません。

そこで今回は、Amazonを含む長年EC運営の経験のある筆者がAmazon出品の登録手順や、小口、大口出品プランの違い販売手数料についてを紹介します。

本記事を読めば、初めてのAmazon出品でも安心して始められるでしょう。是非、最後まで読んで、あなたのビジネスの成功のために本記事を参考にしてください。

また弊社ではAmazonの運営サポートAmazon運用代行・運営代行サービスも行っておりますので、是非一度お気軽にご相談ください。

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Amazon出品に必要な手続き3ステップ

Amazonでの販売を始めるには、以下の3ステップが必要です。

  1. Amazon出品プランを選択し、出品用アカウントの登録をす
  2. 商品を登録する
  3. 商品を発送する

以降でそれぞれのステップについて詳しくお伝えしていきます。

1.Amazon出品プランを選択し、出品用アカウントを登録する

Amazon出品を始めるためには、2つの出品プランからどちらかを選択し、アカウントを登録する必要があります。

はじめてページをみる方は具体的にどのような違いがあって、メリット・デメリットなどわかりずらい部分があるかと思いますので、以降で詳しくお伝えします。

Amazon出品プラン、小口と大口の違い(メリット・デメリット)

Amazon出品・小口と大口の違い(メリット・デメリット)

Amazon出品プランのそれぞれのメリット、デメリットや料金プランについて把握をし、自分にあったプランを選びましょう。

Amazon出品のプランは以下の2つです。

  • 小口出品
  • 大口出品

それぞれのプランの手数料とメリットデメリットをまとめた表がこちらです。

小口出品プラン大口出品プラン
手数料1商品販売につき100円
+販売手数料
商品数にかかわらず毎月4,900円(税抜)
+販売手数料
メリット・月額費用がかからない・毎月50商品以上の出品が可能
・広告や出品用ツールを使用可能
・Amazonのカタログにはない新商品の登録が可能
・検索結果の上位表示が可能
デメリット・広告や出品用ツールが使用できない
・検索結果で上位表示ができない
・毎月費用がかかる
・使える機能が多いため少し複雑

※FBA(フルフィルメント by Amazon)とはAmazonの配送ネットワークを使って販売事業者様のビジネスの成長を支援するサービスです。

Amazonフルフィルメントセンターに商品を納品いただきましたら、その注文の受注、梱包、発送、カスタマーサービス、返品対応のすべてをAmazonが代行いたします。

効率的で信頼性の高いフルフィルメントサービスを提供することで顧客満足度を向上させます。

Amazon.com

Amazon小口出品プランの特徴

Amazon小口出品プランは、1商品販売につき、100円の手数料と販売手数料がかかります。1か月に49商品までしか出品ができないため、小規模な事業主の方や販売する商品が決まっていない方におすすめです。

FBAの利用ができますが、その他の出品ツールや広告ツールを利用できません。また、Amazonカタログに登録のある商品のみ出品可能なので、出品できる商品も限られています。

Amazon大口出品プランの特徴

Amazon大口出品プランは、月額4,900円と1商品あたり販売手数料がかかります。1か月の出品商品数の上限はなく、FBAの利用が可能の他にAmazonが出品者に提供するすべてのサービスを利用できます。

例えば、出品ツールや広告ツール、在庫管理に便利なレポートの取得なども可能です。個人事業主がAmazon出品する場合でも大口出品プランがおすすめです。

結論、個人・法人問わずAmazon出品を始める場合は、大口出品プランがおすすめです。

すでに他のECモールで実績があり、売る商品が決まっている事業者は商品をスムーズ販売できる環境作りが必要ですよね。

小口出品プランは、できることが少なく、管理もしにくいでしょう。大口出品プランを選択し、手間を省き、Amazonのツールやサポートに頼ることが最善です。

Amazonの登録必要情報および書類と登録手順

Amazonに登録し、出品するためには、事前に登録申請が必要です。登録申請後、Amazonが審査し、合格すると出品が可能になります。

登録手続き後、審査には3営業日(目安)がかかります。時間に余裕をもって早めに登録を済ましておくのがいいでしょう。

Amazonの登録必要情報および書類

Amazonに登録する際に必要な情報や書類は法人区分 (法人・個人事業主)に応じて異なります。

それぞれの必要書類はこちらです。

法人

  • 法人名
  • 法人番号
  • 登記簿上法人名
  • 本社所在地 ・郵便番号
  • 店舗名

【アカウント担当者情報】

  • パスポートまたは運転免許証
  • クレジットカード情報
  • 各種明細書どれか1部
  • (クレジットカードの利用明細書、インターネットバンキング取引明細、預金通帳)

個人(個人事業主)

  • 店舗名

【アカウント担当者情報】

  • パスポートまたは運転免許証
  • クレジットカード情報
  • 各種明細書どれか1部
  • (クレジットカードの利用明細書、インターネットバンキング取引明細、預金通帳)

Amazonアカウントの登録手順

Amazonアカウントの登録手順はこちらの9ステップです。

  1. Amazonセラーセントラルログイン画面の「Amazonアカウントを作成」をクリック
  2. 「名前」「Eメールアドレス」「パスワード」を入力して次へ
  3. 登録したEメールアドレスに届いたコードを入力
  4. 業種を選択
  5. ビジネスの情報を入力(法人のみ)
  6. 出品者の情報を入力
  7. クレジットカードの情報を入力
  8. ストアの情報を入力
  9. 本人確認の書類をアップロード

Amazon出品サービス 初心者ガイドの「さっそく始める」から登録を始められます。登録に必要な情報や書類をあらかじめ準備したうえで登録作業をしましょう。

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2.Amazonで商品を登録する

Amazonは楽天市場やヤフーショッピング等のECモールとは異なり、ショップページや商品ページを作りこむ必要がなく、簡単に出品できることが利点です

Amazonの出品方法には大きく2つの種類があります。

  • Amazonカタログから出品登録をする、相乗り出品
  • Amazonには存在しない商品を出品する、新規出品

Amazonカタログから出品登録をする、相乗り出品

相乗り出品は、すでに他のショップが出品している商品ページに一緒に出品するので、商品画像や商品説明などの登録が不要で、簡単に出品登録が可能です。

相乗り出品の登録手順はこちらの5ステップです。

  1. Amazonのセラーアカウントにログイン
  2. 相乗り出品をしたい商品をAmazonの検索バーで検索
  3. 商品ページに移動し、「新品・中古品の出品をする」ボタンをクリック
  4. 出品フォームに必要な情報を入力する。商品の状態、価格、在庫数、発送方法などの詳細を設定
  5. 「出品を開始する」ボタンをクリックして、出品を開始

ただし、相乗り出品にはいくつかの制限があり、一部のカテゴリーでは相乗り出品が禁止されている場合があります。

※注意点※

同じ販売ページでも価格は自由に決められます。しかし、安いショップが一番上に表示されるため、Amazonは価格競争が激しいのです。

また、同じ商品だと思って相乗り出品してみたら、「オリジナルパッケージの販売ページだった!」ということもありますので、商品の販売ページの画像や説明文をよく見て十分注意をしましょう。

Amazonには存在しない商品を出品する「新規出品」

対して新規出品は自社製品などのAmazonでは販売していない商品のページを1から作る必要があり、相乗り出品よりは手間のかかる作業です。(小口出品プランでは出品できません。)

新規出品の登録手順はこちらの6ステップです。

  1. Amazonのセラーアカウントにログイン
  2. 出品したい商品のカテゴリーを選択
  3. 商品情報を入力する。商品のタイトル、説明、画像、価格、在庫数、発送方法などの詳細を設定
  4. 商品ページに表示するキーワードを入力する。これによって、顧客が商品を検索したときに表示される可能性が高くなります。
  5. 商品ページのプレビューを確認し、必要に応じて修正
  6. 「出品を開始する」ボタンをクリックして、出品を開始

ただし、出品にはいくつかの制限があり、一部のカテゴリーでは出品が制限されている場合もあります。

※注意点※

トップの画像は原則白背景などさまざまなルールがあるので、注意して出品しましょう。

3.Amazonで商品を発送する

Amazonでは2つの発送方法があります。

  • Amazon倉庫から発送されるFBA発送
  • 自分で配達業者を手配して発送する自己発送

Amazon倉庫から発送されるFBA発送

AmazonといえばAmazon倉庫から発送される、FBA発送のイメージが強いですよね。FBAを利用する場合は、あらかじめAmazonの倉庫に商品を納品する必要があります。

FBAの納品手順と商品が売れた後の流れはこちらです。

  1. Amazonセラーセントラルにログインし在庫管理より「在庫商品を納品/補充する」を選択する。
  2. 「納品プラン」「梱包タイプ」をそれぞれ選択
  3. 商品の数量を入力
  4. 商品ラベルを印刷して貼る。※「Amazonで行う」を選択すると有料になります。
  5. ラベルを貼った商品を段ボールに梱包
  6. 配送業者、配送サイズ、数量を入力し、配送ラベルを印刷して段ボールに貼る
  7. 納品品がAmazonの倉庫に到着したら、Amazonが受け取り、在庫として登録される
  8. 在庫が売れた場合、Amazonが注文を処理し、商品を出荷

FBA利用のメリットとデメリット

Amazon販売に便利なFBAですが、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

FBAを利用するメリット

FBAを利用するメリットは、商品の保管、配送、返品、カスタマーサービスを代行してくれることです。また、24時間、365日休みなく対応可能な点も大きなメリットでしょう。

休みなく、迅速な対応してくれるため、ユーザーからの満足度も高く商品にいい評価がつきやすいでしょう。

また、Amazon発送の記載やPrimeマークがつくことによって、ユーザーからの信頼度が上がり購入してくれる機会も多くなるでしょう。

FBAを利用するデメリット

対して、FBAを利用するデメリットは手数料がかかることです。FBA配送代行手数料とFBA在庫保管手数料が必ずかかります。

料金は商品や時期によって異なるので、販売する商品がどのくらい手数料がかかるのかも確認しておく必要があります。

また、納品する際のラベルの印刷や貼ることが手間在庫管理が難しくなる点が上げられます。商品が売り切れたり、過剰在庫のリスクがあるので注意するべき点です。

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自分で配達業者を手配して発送する自社発送

他のECモールでは、自社発送が基本なので、Amazonでも自社発送を考えている事業者の方もいるのではないでしょうか。

Amazonでの自社発送のメリット、デメリットを紹介します。

自社発送のメリット

自社発送はFBAのような手数料がかからないので、コストを抑えられるのがメリットです。コストを抑えられるため、販売価格を安く設定することも可能です。

また、販売者が在庫管理をするため、商品が売り切れたり、過剰在庫を避けることが可能になり、カスタマーも販売者が行うので、ユーザーと直接コミュニケーションができるため、満足度を高められます。

自社発送のデメリット

自社発送は、販売者が配送をするため、配送業務にかかる時間やコストが増加する可能性があります。

また、PrimeマークやAmazon発送を購入基準にしているユーザーからは購入されなくなるので、FBA発送より販売数が減少する可能性が高いです。

Amazon出品にかかる費用・手数料

Amazonでかかる費用は何があるのかを紹介します。ぜひ販売価格設定などに役立ててください。

Amazon出品のプランの費用比較

出品プランは小口出品プラン、大口出品プランの2つの出品プランが用意されています。

それぞれの手数料はこちらです。

  • 小口出品プラン → ¥100/ 商品+販売手数料
  • 大口出品プラン → ¥4,900/ 月+販売手数料

どちらを選択するかは、販売する商品や、数量によって決めましょう。

Amazon出品の販売手数料

商品が売れるごとに販売手数料が商品価格の8%~15%かかります。カテゴリーや商品価格によって異なるので、こちらの公式サイトをみておきましょう。

Amazon出品の配送料

自社発送はもちろん、FBAを利用したAmazonの配送料は、出品者が負担します。商品の重量やサイズ、発送先などに応じて料金が変わります。

また、FBAを利用する場合は、出品者が商品をAmazonの倉庫に納品する際の送料も必要ですので、こちらも公式サイトで詳しくみて計算に入れておきましょう。

Amazon出品のその他の費用

その他のかかる費用は、Amazon倉庫の在庫保管料や、返金手数料オプションプログラム等が挙げられます。

Amazonのサービスをどの程度使うかによってかかる費用が異なるので、オプション内容の必要性を見極めながら利用しましょう。

このように、さまざまな費用がかかります。また、楽天市場の月額費用は真ん中のプランで5万円かかります。

楽天と比べるとAmazonは安い印象ですが、販売手数料が商品ごとにかかるので、売れば売るほど費用がかかると認識しておきましょう

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総括|Amazon出品の始め方!個人・法人で小口と大口どっちがおすすめ?手数料や仕組みの違い

今回はAmazon出品の方法やプラン、手数料について解説しました。

以下を参考にAmazon出品を始めてみましょう。

  • 出品プランは小口出品プランと大口出品プランがあり、大体の場合は大口出品プランがおすすめ
  • 出品方法は相乗り出品と新規出品の2つあり、初心者は相乗り出品から始めるのがおすすめ
  • 商品の発送方法はAmazon倉庫から発送するFBAと自社発送の2つがあり、手数料がかかるが、販売数を多くするにはFBAを利用するのがおすすめ
  • Amazon出品にはさまざまな費用がかかり、出店料は安めなものの、販売手数料が高いので売れば売るほどお金がかかる

Amazonは国内で最も利用者数が多いので、迷っているなら、参入するべきです。あなたが扱う商品の購入窓口を増やして、ぜひ業績アップを狙ってください。

ちなみに、弊社ではAmazonを始め楽天、Yahooへの出店の際に使えるIT導入補助金をツール登録しています。実質負担1/3で出店までの諸々の対応や店舗構築、またその後のサポートまで補助金を活用して対応が可能です。

IT補助金の活用に関して何かしらご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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この資料でわかること

・なぜプロ複業人材なのか
・EC業界の現状
・EC成長を阻む3つの課題
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