ShopifyとAirレジ(エアレジ)は連携できない?代替のPOSレジと実店舗との連携の仕方を解説!
2024.07.01
想定読了時間 5 分日本で最も利用されているPOSレジである「Airレジ」ですが、Shopifyとの連携ができずに困っている方も多いのではないでしょうか。
月額利用料が無料で使える「Airレジ」は在庫情報や顧客情報の管理を一元化できるので、便利なツールですが、残念なことに、世界で1番利用されており近年日本でもかなり勢いのあるShopifyとの連携は対応していません。
本記事では、「Airレジ」の特徴に軽く触れながら、主にShopifyと連携可能なPOSレジについて解説します。
今現在Airレジを利用されていて、Shopifyとの連携に悩まれている方、あるいはこれから店舗連携を考えられている方の参考になれば幸いです。
また弊社では、Shopify構築支援・運用代行サービスを行っております。
制作から運用サポートに至るまで、一貫したサポートを行っていますので、Shopifyについて何かご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
目次
ShopifyとAirレジ(エアレジ)の連携はできない
ECサイトのカートシステムであるShopifyと実店舗を掛け合わせて運用する際に便利なのがPOSレジです。
POSレジのなかでも「Airレジ」は知名度が高く、実際に利用されている方も多いです。テレビCMなどで一度は目にしたことがある方も多いかもしれません。
実際に利用率が最も高いPOSレジなのですが、Shopifyとの連携には対応していません。
Shopifyとは連携できないものの、Airレジには便利な機能がたくさん搭載されているので、今回は簡単ににAirレジの特徴について紹介します。
Airレジ(エアレジ)の特徴
Airレジ(エアレジ)とは、株式会社リクルートが提供するPOSレジアプリで、2023年3月時点での利用率が最も高いPOSレジです。
月額費用は無料で、iPad・iPhoneの端末とインターネット環境があればすぐに使うことができます。
Airレジは、基本的なレジ機能に加えて、販売情報の管理や他店の情報も一括管理できる機能があります。
また、外部の会計ソフトとの連携も可能なので、帳簿管理の手間も削減できます。
他にも、売り上げや在庫の管理がリアルタイムで可能であるため、データをもとに販売戦略などを立てることができます。
月額費用が無料で使えて、レジ機能の他にも便利な機能があるAirレジですが、Shopifyとの連携には残念ながら対応していません。
しかし、Shopifyと連携できるPOSレジはいくつかあります。ここから、Shopifyと連携できるPOSレジについてご紹介します。
Shopifyと連携できるPOSレジ5選
本章では、Shopifyと連携できるPOSレジを5つご紹介します。
- スマレジ
- STORESレジ
- ReCORE
- SQUARE POSレジ
- Shopify POS
今回紹介するのは上記の5つです。それぞれ詳しくご紹介します。
Shopifyと連携できるPOSレジ① スマレジ
スマレジはクラウド型のPOSレジで、基本のレジ機能は無料で利用できます。
スマレジとShopifyの会員情報や、ポイント、売上などの情報を一元化が可能で、オンラインで貯まったポイントをオフラインで利用することができます。
また、販売情報もオフラインとオンラインで一元化できることで、顧客への販促につなぐことができます。
他にも、ECサイトで注文した商品を実店舗で受けとるサービスや、店舗で購入した商品を配送するサービスなどにも対応が可能です。
これらのサービスに対応することで、顧客の来店機会を失うことなく売上につなげることができます。
業界的にはトップレベルのシェアを有しており、他のPOSレジと比較して機能面も豊富で、今回のShopifyとの連携もスムーズのため個人的には非常におすすめです。
詳しい資料も無料でダウンロードできますので、一度詳しい内容を確認してみてください。
Shopifyと連携できるPOSレジ② STORESレジ
STORESレジは、ASP型のカートシステムを提供しているSTORESが提供しているPOSレジです。
「STORESロイヤリティ」というShopifyアプリをインストールすることで、ShopifyのサイトとPOSレジを連携できるようになります。
STORESアプリひとつで、ECサイトと実店舗の両方の情報・運営が可能です。また、顧客側もSTORESアプリで、ECサイトと実店舗の両方の通知やクーポンなどを受け取ることができます。
アプリひとつの管理だけで、ECサイトと実店舗両方の運営が可能になるので、管理コストの削減にもつながります。
Shopifyと連携できるPOSレジ③ ReCORE
ReCOREはクラウド型のPOSレジで、PCやタブレットなど端末を問わず利用ができます。
在庫管理や顧客情報を一元化する機能だけでなく、EC出品システムの機能も搭載しています。
また、LINE会員アプリも搭載しており、余分なアプリをダウンロードせずにQRコードの読み取りだけで会員登録が完了します。
店舗側も、購買データを元に特定の顧客に向けたメッセージの送信などが可能なので、ピンポイントでのマーケティングも可能です。
さらにReCOREでは、リユース品の買取処理や、在庫管理機能を搭載しているので、リユース品を取り扱う業態の場合は、ReCOREが相性が良いでしょう。
Shopifyと連携できるPOSレジ④ Square POSレジ
SQUARE POSレジは、POSレジ機能を無料で利用できるサービスです。さらに有料ではありますが、SQUARE POSレジ独自の決済端末を使うことも可能です。
また、外部サービスとの連携も可能で、在庫管理や外部決済の利用、売上データ分析など、業務形態によって使いたい機能をカスタマイズすることができます。
料金プランが複数あり、無料プランもあるので事業の規模に合わせたプラン選択ができる点もポイントです。
また業界最速水準の「最短翌日入金」は多くの事業主に評価されています。気になる方は詳しい内容を一度公式サイトで確認してみてください。
Shopifyと連携できるPOSレジ⑤ Shopify POS
Shopify POSはShopifyが提供するPOSレジで、アプリをインストールすることでECサイトとPOSレジを連携することができます。
ECサイトや実店舗だけでなく、SNSやデジタルマーケットプレイスなどでの販売にも対応可能です。
在庫管理や売上管理など基本的な機能は揃っており、権限を与えたスタッフのみが管理できるように設定も可能です。
また、Shopify POSはどんなスマートフォンやタブレットでもレジとして利用できるため、端末の指定がなく、すでに持っている端末をレジにすることができます。
Shopifyと連携するので、Shopify POSとの連携はもちろん非常にスムーズですが、現在はShopify POSではQRコード決済やIC決済などの外部決済サービスが実装されていません。
そのため導入する際は、モバイル決済のサービスを併用することをおすすめします。
実店舗とShopifyの連携方法
ここからは、実店舗とShopifyを連携する方法について解説していきます。基本的にどのPOSレジを利用する際もShopifyアプリのインストールが必要です。
アプリとShopifyの仕組みについては、以降でさらに具体的にお伝えします。
POSレジとShopifyアプリの連携が必要
各POSレジを利用する際には、それぞれに対応しているShopifyアプリのインストールが必要です。
アプリをインストールすることで、Shopifyで制作したECサイト上の顧客情報や在庫情報と、実店舗の顧客情報や在庫情報をまとめて管理することが可能になります。
POSレジに対応するShopifyアプリはそれぞれ違うため、どのPOSレジを導入するか検討したあと対応するアプリをインストールするようにしましょう。
※例
- スマレジの場合:「Smapify」や「Omni Hub」
- STORESレジの場合:「STORES ロイヤリティ・ブランドアプリ」
POSレジとShopifyで連携できる情報は?
POSレジとShopifyを連携した際に、各情報を連携することができます。
どのような情報が連携できるかは、POSレジによって少し異なるため注意しましょう。基本的に連携できる情報は以下の通りです。
- 商品情報
- 在庫情報
- 顧客情報
- 注文情報
これらの情報はShopifyとPOSレジで連携が可能です。しかし、ポイントの情報や出品情報などは、連携できるPOSレジとそうでないものがあるので注意が必要です。
ポイント情報や出品情報も連携を希望する場合は、選択するPOSレジをよく検討しましょう。
POSレジとShopify連携をお得に行う方法
POSレジを導入するにあたって、初期費用が高くついてしまうという点で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
POSレジとShopifyの連携をお得に行う方法として、「IT導入補助金の活用」が挙げられます。
「IT導入補助金」とは、中小企業・小規模事業者の方々が、それぞれの会社にある課題やニーズに合わせたITツールを導入する際にかかる費用の一部を補助するものです。
この補助金は「ソフトウェア製品」や「クラウドサービス」に適用でき、ITツールにかかる費用の1/2もしくは3/4が補助されます。
POSレジの導入に関しても、この補助金の対象となっているため、新たに導入する際は補助金の申請をすることで、費用を抑えてお得に導入が可能です。
IT導入補助金を活用したPOSレジ導入とShopify構築
今年度のIT導入補助金には以下の5つの種類があります。
- 「通常枠」
- 「インボイス枠(インボイス対応類型)」
- 「インボイス枠(電子取引類型)」
- 「セキュリティ対策推進枠」
- 「複数社連携IT導入枠」
導入したいツールの機能等によって申請枠・類型が設定されており、それぞれに要件が異なります。
このうち、POSレジの購入に対して利用できるのは、「通常枠」と「インボイス枠(インボイス対応類型)」という申請類型です。
さらに、まだShopifyなどECサイトを立ち上げていない場合は、弊社ではShopify構築も補助金の対象として構築が可能です。
この補助金を利用すると、実質の自己負担は1/3の金額でPOSレジの導入、およびShopifyの構築を行えます。
IT導入補助金を活用してPOSレジやShopify構築を行い方は、一度お気軽に当社までご相談ください。
総括|ShopifyとAirレジ(エアレジ)は連携できない?代替のPOSレジと実店舗との連携の仕方について
今回はAirレジの特徴やAirレジがShopifyとの連携ができないこと、Shopifyと連携できるPOSレジについてお伝えしました。
Airレジは無料で利用でき、iPadやiPhoneがあればすぐに導入できるPOSレジです。しかし、Shopifyとの連携には対応していないため、Shopifyと連携可能なPOSレジを5つ紹介しました。
Shopifyと連携できるPOSレジは以下の5つです。
- スマレジ
- STORESレジ
- ReCORE
- SQUARE POSレジ
- Shopify POS
これらのPOSレジは、それぞれで機能の特徴や、連携できる情報の種類に差があります。導入する業態や利用したい機能によって、導入するPOSレジも検討することをおすすめします。
POSレジの導入に際して、費用面で導入を迷われている場合には、IT導入補助金の利用も検討しましょう。補助金を利用すると、実質の負担額は1/3で導入が可能です。
さらに、Shopifyの構築も補助金の対象なので、ECサイトをまだ立ち上げていない方は、POSレジと同時に導入することも検討してみましょう。