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Amazonブランド登録・商標登録の申請のやり方やメリット・デメリットを徹底解説!

2024.02.10

想定読了時間 6 分
Amazonブランド登録・商標登録の申請のやり方やメリット・デメリットを徹底解説!

今まではオフラインの店舗や卸で商品を販売していたけれど、オンラインでの販売を拡大したいと考えた時にAmazonでの販売を検討されるショップも多いのではないでしょうか。

また「自分たちでは出品していないのに、いつの間にか他店が自分たちのブランドをアマゾンで販売している」といったトラブルもよく耳にします。

そこで、本記事ではそのようなアマゾンでの販売時に気になる「Amazon ブランド登録」の申請方法やブランド登録するとどのようなメリット、デメリットがあるかをお伝えいたします。

  • そもそもamazonブランド登録って何?費用や手続きは?
  • ブランド登録をせずに販売することはできる?
  • amazonでブランド登録をすると売上はアップする?

上記内容に関して、アマゾンで10年以上販売する現役のアマゾン店長(セラー)の筆者が実際の運営してきた情報をもとにわかりやすくお伝えいたします。

また弊社ではAmazonの運営サポートAmazon広告運用代行・運営代行サービスも行っておりますので、是非一度お気軽にご相談ください。

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Amazonブランド登録申請とは?登録のメリット5選

Amazonでブランド登録するということは「そのブランドの責任者が自分たちである」とアマゾンに申請する、という事です。アマゾンにブランド申請することは無料でできます。(ただし、後述のように商標取得などに関わる費用は発生いたします)

ブランドのオーナーとして登録されることでAmazon内部で以下のような様々なメリットがあります。

  1. 商品ページの編集権限が強くなる
  2. スポンサーブランド広告が使用できる
  3. 相乗り業者や偽物販売業者を排除できる
  4. ブランド分析機能が使えるようになる
  5. Amazonストアを作成できる

順番に解説していきます。

1. Amazonブランド登録のメリット① 商品ページの編集権限が強くなる

Amazonでは1商品は1ページでの販売が原則となるため、自社のブランドであるにも関わらず、すでに他社がページを出品している場合、ページの説明やタイトルや画像などを入れ替えることができない場合があります。それは、ページごとに権限の強いセラーの情報が反映されることが多いからです。

ですがブランド申請をして「このブランドのオーナーは自分たちである」とすることで、画像や文章に対する編集権限が強くなり、ページを修正することができやすくなります。

また商品ページの内容が古いものになっていたり、間違った情報が書かれていて書き直せない、という場合にもアマゾンブランド申請は効果的です。

2. Amazonブランド登録のメリット② スポンサーブランド広告が使用できる

Amazonスポンサーブランド広告、およびスポンサーディスプレイ広告はアマゾンに出品している中でもブランド登録ができている店舗だけが使える機能です。

バナーや動画でかなり目立つ位置に掲載される広告になりますので、売上を伸ばしやすい広告メニューです。

商品カテゴリーによっては他社がほとんどディスプレイ広告や動画広告、ブランド広告などを運用していない場合がありますので、自社のブランド広告を出すことで認知度を大きくアップさせることも可能です。

スポンサープロダクト広告で十分に売上を確保していて更に伸ばしていきたい場合にもとても有効な広告です。

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3. Amazonブランド登録のメリット③ 相乗り業者や偽物販売業者を排除

先ほど記載した通り「1商品1ページ」が大原則ですので、アマゾンでは自社が卸売りしている相手が同じページに出品してきて、価格競争になることも多々あります。(正規に卸売りしている業者をブランド登録で排除することはできません)

また、卸売りしていないのに勝手に販売されていたり、悪質な業者の場合は良く似た偽物を販売されるといったケースもあります。

そういった場合にもアマゾンブランド登録をすることでブランドが保護され「知的財産権の侵害」などで相手の出品を差し止めることが可能です。

また、オリジナル商品やアマゾン限定商品の販売などに取り組まれているショップさんにとっては、自社商品を自分たちだけで独占販売することで更にアマゾンでの売上を伸ばしていくことができます。

4. Amazonブランド登録のメリット④ ブランド分析機能が使えるようになる


Amazonブランド分析機能はAmazonで特定のキーワードがどのくらい検索されているか検索ボリュームを把握したり、ライバル店の商品がどのようなキーワードで売れているかなどを分析することができます。こちらはブランド登録ができた店舗しか使えない機能ですが、機能もどんどんアップデートされておりかなり便利で詳細なデータが手に入ります。

広告に使うキーワードを分析したり、Amazon内のトレンドを見ることで新商品の開発の参考にしたりと色々な使い道ができます。

5. Amazonブランド登録のメリット⑤ Amazonストアを作成できる

Amazonストアとは、ブランド登録をすることで「ブランドのページ」をAmazon内に作成することができそのページのことを指します。

ランディングページのような機能もあるので、自分たちの商品を魅力的な画像で説明をしたり、関連商品へのリンクを貼る事でまとめ買いなどの提案ができたりとブランドの認知度アップに効果的な機能です。

こちらも現在ブランド登録をしたショップにしか使えない機能となっています。

Amazonブランド登録のデメリットは?費用はかかる?

このようにメリットが多くあるAmazonブランド登録ですが、デメリットはあるのでしょうか?

それは「ブランド登録には商標登録が必要である」ことと「審査に時間がかかる」ことです。

Amazonブランド登録には商標権が必要

Amazonブランド登録には商標登録が必須です。商標登録をするには特許庁に自分のブランド名での商標出願が必要になります。

また、類似する商標がある場合には商標を却下されることもありますので、まずは登録する予定のブランド名が商標登録されていないかを検索し、その後申請をします。

また、商標には「文字商標」と「図形商標」がありますが、筆者の体感ではほとんどのブランドが「文字商標」で申請しています。どちらか迷ったら文字商標を取得するようにしましょう。

商標を取得するには、約4万円前後の印紙代が必要になります。また自分で取得せずに弁理士や商標の取得代行サービスを利用した場合はその利用代金もかかります。JANコードを取得していない場合は、JANコードの申請費用も必要になります。

また、あわせて「ロゴ」や「ロゴが商品に印字されている写真」などが申請の際に必要になりますので、こちらも準備が必要です。

ロゴをシールで貼り付けただけ(簡単に剥がれる状態)ではブランド登録の申請が通らないため、必ずタグ、プリント、パッケージへの印字など「恒久的に印字された状態」が確認できる写真を準備する必要があります。

またもう1つのデメリットとしては、商標が実際に認められるまでに1年ほどかかる場合もあり「明日からすぐに販売したい!」といった場合にはブランド登録は不向きとなります。

商標登録も現在は「早期審査」というものがあったり「IPアクセラレータ」という制度を使うと2〜3ヶ月でブランド登録が出来る場合もありますので、最短で2〜3ヶ月ぐらいで取得できることもあります。(早期審査には条件がありますので、特許庁に確認をしてください)

また、現在では商標を完全に取得していなくても申請番号で通るという話もありますので、そうすると商標登録が完了する前でもブランド申請が通る場合があります。

Amazonブランド登録は小口出品でも大丈夫?

アマゾンのブランド登録は小口出品ではそもそも新規商品の出品ができないのでブランド登録もできません。

ブランド登録をするということは、ある程度アマゾンで販売数をしっかりしたい商品だと考えられますしブランド広告なども活用することから大口出品は必須になります。

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Amazonブランド申請のやり方を解説

それでは、具体的にAmazonブランド申請の手続きとやり方を解説いたします。まずは最初にマスターアカウントにて「ブランドレジストリ登録」を進めます。

https://brandservices.amazon.co.jp/

こちらのサイトをクリックして「ブランドレジストリの開始」を押し、ブランドレジストリアカウントを作成します。

「ブランド登録先の国を選択してください」と表示されたら、日本を選択します。ブランドレジストリとセラーセントラルを紐づけると、ブランド登録が開始できるようになります。

こちらはスタッフのアカウントではなく必ずマスターアカウント(管理者権限があるアカウント)にて登録をすすめてください。

ブランドレジストリが登録できると、セラーセントラル内に「ブランド」というメニューが登場します。

そこから次に「新しいブランドを登録」を選択します。

すると、次の画面でブランドの詳細について入力する必要があります。



注意点として、ブランド名は必ず商標取得したものと完全に同じものを登録してください。たとえばひらがなとカタカナで違っていたり、漢字の有無や英語と日本語の違いなどが間違っていると登録ができません。

また「商標の登録番号」または申請中の場合は「申請番号」が必要になりますので、必ず準備した状態で登録を行いましょう。

またロゴやブランド名が恒久的に印字された状態の商品または商品パッケージ画像が必要になりますのでこちらも申請前に準備をしておきましょう。

「次へ」を押すと出品用のアカウントについての登録項目がでてきますので、こちらも各項目を埋めましょう。

最後に「流通とライセンス情報の入力」という項目が出ますのでこちらにも正しい情報を入力し、ブランド申請は完了となります。

審査期間が終わり次第、数日~1週間前後でアマゾンからメールにてブランド申請の可否の連絡が届きますので見逃さないようにしましょう。

Amazonにブランド登録をしなくても商品販売できる?

審査期間も含め数ヶ月かかるのがアマゾンブランド登録ですので「そんなにも長い期間待てない」や「商標登録を取得するのが面倒」などの理由で、ブランド登録をせずに販売しても良いのでは?考える方も中にはいらっしゃるかと思います。

結論を申し上げると「ノーブランド品」という名前で出品を行えば、Amazonの出品はすぐに行うことができます。ただし、ノーブランド品ですので同じ商品を持っている業者が相乗り出品をしてくることを防ぐことはできません。

現在のAmazonではブランド登録をしているブランドをきちんと保護しようという働きができているので、今後もブランド登録している方が優遇される流れは間違いないかと思います。

それでも、たとえば在庫が少量しかなくて単発で販売したい場合などは「ノーブランド品」として短期に出品し、その間のデータを確認してブランド登録をする方がメリットが高そうであれば新しくブランド登録をして再出品するのも良いと思います。

商品の販売期間や在庫によってやり方はそれぞれ違いますのでぜひ自店舗の状況にあった選択をしてください。

総括|Amazonブランド登録・商標登録の申請のやり方やメリット・デメリットを徹底解説

本記事では、Amazonのブランド登録について、やり方やメリットデメリットなどを実際にショップを運営している目線からお伝えいたしました。

最初はブランド登録をするのにかなり時間も手間もかかってしまうかと思いますが、一度登録ができればメリットもたくさんあるアマゾンのブランド登録です。長期的に販売を考えている場合には、ぜひブランド登録を最初から考えてアマゾンの販売に臨んでみてください。

ぜひ本記事を参考に、ブランド登録をしてアマゾンで長期的に販売を続けられるブランドが一つでも多く出てくれば幸いです。


当社では上記のような実際に運用経験もあり、現場で培った知見やノウハウをもった方が実際に実務部分のサポートまで行うサービスを提供しております。

売上拡大のための施策立案や実務のマンパワーも足りないという企業様はぜひ一度当社までお問い合わせください。

これまでのECコンサルや運営代行などとの運営体制の違い、コスト構造の違いなど具体的にどのような仕組み、取り組みで、どのような結果が出ているのかなどお話させていただきます。

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