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楽天SEO対策を最新アルゴリズムを踏まえて徹底解説!

2024.03.27

想定読了時間 6 分
楽天SEO対策を最新アルゴリズムを踏まえて徹底解説!

楽天のSEO対策は何となく必要だと思っているものの、なぜSEO対策が必要なのか、実際にどのように対策を行っていけば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。

  • 楽天のSEO対策って必要なの?
  • 楽天のSEO対策のために何をすれば良いかわからない
  • まずは1ページ目に表示させたい

結論、楽天市場で売上をあげる上で、SEO対策は必須項目です。

本記事では楽天でのSEO対策が必要な理由と対策方法について解説します。楽天市場で売上を上げたい、SEO対策をしたいと考えている方にとって参考になる内容となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。

また弊社では楽天の運営サポート楽天広告運用代行・運営代行サービスも行っておりますので、是非一度お気軽にご相談ください。

楽天SEO対策の重要な考え方

楽天SEO対策の重要な考え方

楽天のSEO対策の具体的な方法に入る前に、楽天でSEO対策を行う重要性とその理由について解説します。

楽天市場でのSEO対策の重要性とその理由

楽天市場でのSEO対策は売上を上げる上で最も重要な要素の1つです。

大前提として、ユーザーの流入経路で最も重要なものが「楽天サーチ」です。楽天サーチで検索をした際に、検索結果の下部に商品が表示されていた場合、多くの検索結果に出てくる商品の中から、ユーザーに自社商品を見つけてもらうことができません。

そのため、検索をしたユーザーに自社の商品ページに訪れてもらうためにSEO対策は必須です。

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楽天市場の検索結果の広告枠と自然検索枠の違い

楽天市場の検索結果の広告枠と自然検索枠の違い

楽天市場で検索をした際、商品名の先頭に「PR」と記載のあるものが広告枠です。上部の画像では赤四角で囲っているものが広告枠となっており、PCでは上部4枠、スマホでは6枠が広告枠です。

この検索結果上部の広告枠はRPP広告と呼ばれる1クリック〇円といった形で料金の発生する広告になっています。

販売して日が浅い場合だと、検索した際に上部に表示させることが難しいため、このRPP広告を使って強制的に上部に表示させることが売上拡大のスピードを上げる方法です。

SKUプロジェクトを踏まえた今後の楽天SEOの方向性

SKUプロジェクトが始まったことにより、SEOのアルゴリズムが大きく変わることは考えにくいです。

一方で、SKUプロジェクト開始にあたり、製品情報(商品属性)の入力箇所が増えており、この製品情報の入力ができるだけ多い商品が多少なりともSEOにプラスに働くことは間違いありません。

SKUプロジェクトが始まっている店舗に関しては必ず製品情報の入力を行うようにしましょう。

また、楽天市場のSEOは「該当キーワードにおける直近の販売実績」の要素が大きいです。

そのため、販売実績の少ない商品でバリエーション違い(色・個数・サイズなど)のものに関しては、SKUをまとめることにより販売実績の統合を行う必要があります。

楽天SEO対策の具体的な実施手順と施策内容

楽天SEO対策の具体的な実施手順と施策内容

ここからは具体的なSEO対策の手順と施策内容について解説します。

楽天SEO対策① 楽天市場でのサジェストキーワードの対策

楽天市場でのサジェストキーワードの対策

サジェストキーワードとは、楽天市場で検索窓にキーワードを入力した際に、検索窓の直下に表示されるキーワード一覧のことです。

サジェストキーワードに表示されるキーワードは検索ボリュームが大きいものが多く、売上を上げる上では必須のキーワード一覧です。

楽天市場は商品ページ上にキーワードが含まれていないとインデックスされない(検索結果一覧に表示されない)仕様となっているため、サジェストキーワードとして表示されているキーワードは必ず商品ページ上に記載を行う必要があります。

また、楽天市場上でサジェストキーワードを洗い出すのは大変なため、「ラッコキーワード」というツールを使うことで、検索ボリュームのそこまで大きくないサジェストキーワードまで一覧で洗い出すことが可能なためおすすめです。

楽天SEO対策② 楽天自店舗の流入キーワード対策

既に自店舗に流入しているキーワードのアクセス数を増加させることも重要な対策事項です。

自店舗への流入キーワードの確認方法はRMS内の「データ分析>アクセス・流入分析>参照元・検索キーワード」から確認することが可能です。

また、商品ページごとの流入キーワードを確認したい場合は「楽天サーチ」から確認可能です。

上記にて、自社商品ページに楽天サーチ経由で流入してきているユーザーの検索キーワードを確認できるため、特定のキーワードのアクセス数が少ない、流入キーワードが少ない場合はそれらのキーワードを確認し、対策を行っていく必要があります。

具体的な対策方法としては、以下の通りです。

  • 対策したいキーワードを商品名の先頭に配置する
  • 商品名、キャッチコピー、商品説明文など複数箇所に対策したいキーワードを記載する
  • 対策したいキーワードに対してRPP広告の配信を強化する

上記により、アクセス数の少ないキーワードに関しては流入数を増やすためのSEO対策を行い、流入キーワードが少ない場合は、流入キーワードを増やすためにSEO上位表示対策、ないしはインデックス対策を行いましょう。

楽天SEO対策③ 楽天競合他社のキーワード対策

上記でお伝えしたキーワードを確認するだけでは気づけないキーワードもあるかもしれません。

そのため自店舗の流入元を確認するだけではなく、競合他社がどういったキーワードで流入をしているかから逆算し、対策を行っていくことも必要です。

しかしながら、楽天市場では他店舗の流入キーワードを確認する機能やツールが存在しません。

そのため、競合他社キーワードの対策を行う場合は以下の対策を行いましょう。

  • 競合他社キーワードの商品ページ上に記載されているキーワードを確認し、自社商品ページ内にキーワードが記載されていない場合は追記する
  • ECCに確認し、競合他社の流入数の多いキーワードを確認してもらいSEO対策を行う具体的なキーワードに対してのアドバイスをもらう

楽天SEO対策④ ディレクトリIDとタグIDの設定

ディレクトリIDとは、商品が楽天サーチのどのジャンルに属するかを指定するジャンルの登録です。

タグIDとは、ブランド名やシリーズ、生産国といった商品のさらに細かい属性を設定できるものです。

しかし、SKUプロジェクトの導入によりタグIDでの入力は基本的に廃止され、「商品属性」の入力を直接行う形へと移行されました。

ディレクトリIDに関しては、正しいジャンルを選択し、タグID(商品属性)の入力に関してはできる限り詳細に入力をするようにしましょう。

上記を行うことにより、少しでも楽天サーチで検索をされた際に自社商品がユーザーに見つけてもらいやすくなります。

楽天SEO対策⑤ 該当キーワードにおける直近販売実績(売上・販売数)の対策

楽天市場のSEO対策で最も重要な要素となるのが「該当キーワードにおける直近の販売実績」です。

ここまでのお話ではSEO対策をするためのキーワード登録や商品情報の登録などに焦点を当ててお話をしてきましたが、最も重要なことは「該当キーワードにおける直近の販売実績を作る」ことです。

基本的に楽天市場で検索結果上部に表示される商品は「そのキーワード経由で直近最も売上のある商品」から順番に表示されています。(もちろん、その他複数の要素もあるため、これだけで決まっているわけではありません)

「リンスインシャンプー」を例に挙げると

  • 自社の商標で直近1週間100万円の売上を作った商品A
  • 「リンスインシャンプー」からの検索流入で直近1週間50万円の売上を作った商品B

であれば、「リンスインシャンプー」というキーワードでは後者の商品BがSEOの上位に表示されます。

楽天SEO対策⑥ SEO向上のための広告活用

上記で「該当キーワードにおける直近の販売実績」がSEOに最も影響を与えるとお伝えしましたが、「では、どのように販売実績を作ればよいのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

その糸口がRPP広告です。今回は「リンスインシャンプー」を例にして解説します。

販売実績の無い商品は「リンスインシャンプー」で検索結果の上部に表示が行われないため、そもそもユーザーに「リンスインシャンプー」で購入されることがありません。

そのため、RPP広告を活用し、強制的に「リンスインシャンプー」というキーワードで上位表示をさせ、販売実績を作ることが必要となります。

一般的に「リンスインシャンプー」というキーワードは検索ボリュームの多いビッグキーワードとなり、RPP広告を出すとしても非常に入札額が高く、費用対効果が合いにくいものとなります。

しかしながら、RPP広告経由での販売実績を作っていくことで、「リンスインシャンプー」の入札額が下がり、SEOも上がります。

その結果、CPA(顧客獲得単価)は下がり、広告経由以外での売上も増えるため、長期的にコストを回収していくことが可能になるのです。

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楽天SEO対策⑦ 楽天SEO対策(応用・番外編)

販売実績を作るための方法としてRPP広告について触れましたが、店舗自体へのアクセスは一定数ある、メルマガ・LINEの登録者は一定数いるという場合に限り「店舗内検索を使ったSEO対策」も有効です。

楽天サーチと店舗内検索は同じアルゴリズムとなっており、店舗内検索で「リンスインシャンプー」と検索されて購入された場合、楽天サーチで「リンスインシャンプー」と購入された時と同じように販売実績がつきます。

そのため、メルマガやLINE、トップページに設置する商品ページの遷移先を「店舗内検索」とすることにより、通常の販売実績ではなく「該当キーワード経由でのCV」とすることが可能となります。

これにより、SEOで上位がとれていない商品だったとしても販売実績を積み重ねることでSEO対策を行うことが可能です。まずは1ページ目に表示されるにしっかり対策を一つ一つ実行していきましょう。

楽天市場の検索結果で出てこない場合のチェック項目と改善方法

楽天市場の検索結果で出てこない場合のチェック項目と改善方法

ここでは、楽天市場の検索で自社の商品が表示されない場合の対策について解説します。

楽天市場で検索を行った際に商品が表示されない場合は大きく以下3つのパターンに分かれます。

  • SEOが非常に低く、商品を見つけられていない
  • 商品ページ内にキーワードが含まれていない
  • サーチ非表示、在庫切れなどの設定によるもの

SEOが非常に低く、商品を見つけられていない

特定のキーワードで商品を検索した際に検索結果画面上に商品がまったく表示されないという理由で「インデックスされていない」と思われる方も多いのですが、実はそういったケースの多くが「上位に表示されておらず、商品を見つけられていなかっただけ」というものです。

そのため、インデックスされているかを確認する際に最も手っ取り早いのが、「店舗内検索の活用」です。

店舗内検索は楽天サーチと同じアルゴリズムで自社商品だけが表示される仕様となっているため、店舗内検索でインデックスされているかを確認したいキーワードを入力することで確認が可能です。

商品ページ内にキーワードが含まれていない

店舗内検索でも商品が表示されていない場合はインデックスされていない可能性が非常に高いです。

前述の通り、楽天市場では商品ページ上にキーワードが含まれていないとインデックスされない仕様となっているため商品ページ内に該当キーワードが含まれているかを確認し、含まれていない場合はキーワードの追加を行うようにしましょう。

サーチ非表示、在庫切れなどの設定によるもの

店舗内検索でも表示されず、商品ページ内にもキーワードが含まれている場合は設定が要因となっている可能性が高いです。

RMS上で「サーチが表示」「販売中」「在庫が入っている」かどうかを確認し、1つでも抜けている点があれば設定を変更するようにしましょう。

上記でもサーチ結果に表示されない場合はシステムによる不具合が発生している可能性があるため、上記を見直した上で24時間以上経過してもサーチ結果に表示されない場合は楽天側に問い合わせを行いましょう。

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楽天SEO対策の実績紹介

楽天SEO対策の実績紹介

ここでは、実際に店舗様のご支援をする中での楽天SEO対策の実例を2つご紹介します。

キーワードの羅列順変更による成功事例

楽天ではSEOに与える影響度として、以下のようにSEOに与える影響度が異なります。

商品名>>キャッチコピー>>その他ページ内キーワード

また、同じ商品名への記載だとしても、先頭にキーワードの記載があった方がSEOへの影響度は高くなります。

過去ご支援を行った、デリケートゾーン関連商品を扱っている店舗様の場合の事例では、商品名の文末に「デリケートゾーン 〇〇」(※店舗様特定を避けるため〇〇というキーワードは伏せさせていただきます)というキーワードを記載していたのですが、こちらを先頭に配置することにより、SEOが13位→8位まで上昇した事例がございます。

仮にPCの2ページ目に表示されている商品に対して、配置を文頭にすることにより1ページ目までSEOが上がった場合はインプレッション数に大きな差が生じるため、インパクトはかなり大きいものとなります。

その他事例

遷移先変更によるサジェスト対策

店舗内検索は「SEO対策」以外に「サジェスト対策」としても活用することが可能です。

サジェストは検索ボリュームの多いものが表示される仕様となっているため、「プロテイン ショップ名」というキーワードの店舗内検索の検索結果を以下のように設定することにより、「プロテイン」と検索した時のサジェストに自社ショップ名が表示されるようになりました。

  • トップページの商品遷移先
  • メルマガの遷移先
  • LINEの遷移先

これにより、サーチ経由でのアクセス数は1.1倍に増加しました。

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よくある質問|楽天SEO対策について

よくある質問|楽天SEO対策について

楽天SEO対策と純広告はどちらが大切か

SEO対策のほうが重要です。楽天サーチで流入してくるユーザーは商品を欲しいと思っている顕在層に対し、純広告は潜在層になります。

そのため、SEO対策は顕在層にアプローチできる手段として非常に効果的です。

また、SEO対策を行うことにより、広告に頼らず売れる仕組みを作れることからも長期的視点で見た際にSEO経由で商品が売れる仕組みを作ることは健全なショップ運営には必要不可欠です。

楽天商品ページ内にキーワードを繰り返し入れることは効果的か

効果的です。下記楽天市場のガイドラインにもある通り、商品ページ内に複数回登場するキーワードは商品との関連性が高いと判断され、SEOで優遇されます。

参照:楽天市場|[規約・ガイドライン] 00.プラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する取り組みについて

総括|最新アルゴリズムを踏まえた楽天のSEO対策について

本記事では、楽天のSEO対策についての具体的な方法について解説しました。

楽天市場のSEO対策は楽天内で売上を上げる上で最も重要かつ土台となる部分となります。今回取り合上げた下記の点に注意することで、上手くSEO対策を行い売上拡大を行いましょう。

  • インデックスさせたいキーワードは商品ページ内に含める
  • SEO対策を行いたい重要キーワードは文頭に配置、複数記載を行う
  • RPP広告、店舗内検索を活用して販売実績を作る

アドバイスだけではなく、実務実行までサポートする楽天のSEO対策が可能なサービスもぜひ一度覗いてみてください!

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