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Shopifyのサブスク(定期購入)導入方法を解説!アプリ5つを徹底比較

2024.03.29

想定読了時間 5 分
Shopifyのサブスク(定期購入)導入方法を解説!アプリ5つを徹底比較

EC業界において、近年の広告費の高騰や業務効率化の観点で、サブスク(定期購入)の商品開発、サイトへの機能導入する流れが比較的多くなってきていると思います。

その中で、サブスク(定期購入)の機能を取り入れたサイトを構築するにあたって、最近よく耳にするShopifyでその販売方法、機能の実現は可能なのかどうか気になる方も多いと思います。

本記事では、Shopifyでサブスク(定期購入)機能を導入する方法、おすすめのShopifyアプリを紹介します。

また弊社では、Shopify制作代行・運用代行サービスを行っております。

制作だけではなくその後の運用サポートまで一貫してサポートしておりますので、Shopfiyに関して気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

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Shopifyでサブスク(定期購入)機能を導入する方法は2つ

Shopifyでサブスク(定期購入)機能を導入する方法は以下の2つがあります。

  • アプリを活用する方法
  • APIを利用して開発する方法

それぞれについて詳しく解説します。

アプリを活用する

Shopifyでサブスク(定期購入)機能を導入するおすすめの方法は、アプリの活用です。Shopifyではサブスク(定期購入)の機能を実装できるアプリが複数用意されています。

アプリによって価格や機能が異なるので、自社の状況にあったアプリ選びをしましょう。

アプリの選び方やおすすめアプリに関しては後ほど解説します。

APIを使って開発する

Shopifyにはサブスク(定期購入)用のAPIである「ShopifyサブスクリプションAPI」が用意されています。

APIを活用することで、一からアプリを開発するような形で、サブスク(定期購入)の機能を実装することが可能です。

ただし、APIを活用した開発にはプログラミングの専門知識が必要となります。また、ほとんどの場合、既存のアプリで十分であるため、サブスク(定期購入)機能の導入はアプリを活用することをおすすめします。

アプリ導入の際に確認すべきポイント

Shopifyにサブスク(定期購入)機能を導入するためには、アプリの活用がおすすめであると前のセクションで紹介いたしました。

ここでは、アプリを選ぶ際に確認すべきポイントを解説いたします。

導入費用(月額料金+決済手数料)

ほとんどの場合、アプリの導入には費用がかかります。サブスク(定期購入)のアプリの場合の料金形態は「月額料金のみ」「決済手数料のみ」「月額料金+決済手数料」の3つのパターンに分かれます。

自社の顧客数や販売額によって、どのアプリがより安価に利用できるかが変わってくるため、しっかりと計算した上で導入しましょう。

また、現在の売上だけでなく、将来的な売上も予測した上でアプリの導入をすると良いでしょう。

日本製か海外製か

Shopifyアプリには、日本製と海外製のものがあります。Shopify自体が海外のサービスのため、日本製より海外製のアプリの方が種類は豊富です。

しかし、海外製のアプリは、日本語に対応していなかったり、UIが日本人向けでないものも多いため、同様の機能で日本製のアプリがある場合は日本製アプリをおすすめします。

人気の日本製アプリは「定期購買」と「Mikawaya Subscription」です。価格や機能の詳細に関しては、後ほど解説いたします。

サポートが充実しているか

サポートの有無や充実度も非常に重要です。せっかくアプリを導入しても、上手く活用できなければ意味がありません。

以下の4つの観点でサポートの充実度を確認しましょう。

  • 日本語サポートの有無
  • サポートページは充実しているか
  • メールや電話での対応は可能か
  • 操作方法だけでなく、売上を上げるためのアドバイスもしてくれるか

必要な機能があるか

サブスク(定期購入)アプリによって、それぞれ機能が多少異なります。例えば、購入する商品数や回数に応じて割引率を変更したり、サブスク機能の利用状況を分析したりする機能です。

特に割引率は、サブスク(定期購入)の加入率に大きく関わってくるため、どの程度柔軟に設定できるか確認しましょう。

決済サービスプロバイダが充実しているか

Shopifyペイメント以外は、日本であまりメジャーではない決済サービスプロバイダであるため、この見出しは削除いたします。

もし、読者のニーズがありそうでしたら、ライティングいたします。

日本製のShopifyのサブスク(定期購入)アプリ5選

では、実際どのようなアプリがあるのでしょうか。このセクションでは、日本製のアプリに絞って、おすすめのアプリを紹介します。

定期購買

定期購買

定期購買は、日本製のサブスク(定期購入)アプリの中でも、一番メジャーなアプリです。配送周期や割引などの設定ができるのはもちろん、会員ランク機能も備わっています。

他のサブスクアプリと比較しても、機能が充実しているため、本格的にサブスク(定期購入)を導入したい方におすすめです。

プランと費用

プラン無料プランスタンダードエンタープライズ
価格0ドル49ドル/月299ドル/月
特徴Shopify PaymentのテストモードでSTスタンダードプランのサブスク機能をお試し利用可能・取引手数料1%・無制限で定期購買の顧客登録・無制限で定期購買の商品登録・初回割引 / 通常割引・顧客解約、スキップ時のメール送付・会員ランク機能・CSVエクスポート・分析機能 など・取引手数料+1%・スタンダードプランの機能・マイページカスタマイズ機能・API連携・メールの送信元ドメイン設定 など

主な機能

  • 日/週/月/年単位での配送周期作成
  • 最低購入回数の設定
  • 初回購入時だけの割引
  • 定期購買だけの継続割引
  • 2回目以降の決済日固定
  • 解約理由アンケート
  • デザイン、レイアウトのフルカスタマイズ
  • 商品の変更、追加、削除
  • お届け日の変更
  • スキップ、一時停止、解約
  • 会員ランク機能

サポート

ヘルプページには設定方法だけでなく、外部アプリとの連携や活用事例などのコンテンツもあり、充実しており充実しています。ビデオ通話でのサポートもヘルプページから予約でき、導入時、他アプリからの移行時のサポートも安心です。

また、ECの専門家によるサブスクの事業成長に必要なCVRやLTVの向上などのサポートもあるため、売上アップに役立てることもできそうです。

Mikawaya Subscription

Mikawaya Subscriptionも、人気の日本製アプリです。サブスク(定期購入)機能だけでなく、CRM(顧客管理)の機能も充実しており、ステップメールなど売上アップのための施策が積極的に行えるのが特徴です。

プランと費用

プランFREEプランLIGHTプランSTANDARDプランPROプラン
費用無料12ドル/月49ドル/月499ドル/月
特徴FreeプランはShopifyペイメントテストモードの場合に全ての標準機能をご利用いただけます(完全無料)・3%のサブスク販売手数料・全ての標準機能が利用可能・サブスクリプショングループ設定の作成が無制限・サブスクリプション注文件数が無制限・テストモードShopifyPayment販売手数料が無料!・1%のサブスク販売手数料・全ての標準機能+売上分析グラフなStandard限定機能が充実・サブスクリプショングループ設定の作成が無制限・サブスクリプション注文件数が無制限・テストモードShopifyPayment販売手数料が無料!・1%のサブスク販売手数料・全ての機能が利用可能・自動通知メールのドメイン変更・マイページ言語翻訳機能(越境サブスク対応)・マイページ独自機能拡張/デザインカスタマイズ・BOXページカスタマイズ・専任のグロースマネージャーによるサポートなど※詳細は要お問合せ

主な機能

  • フォーム一体型LP実装機能
  • アップセル・クロスセル機能
  • 2段階割引設定
  • 2回目以降のお届け日指定
  • 解約理由アンケート
  • 商品変更・追加
  • データ分析

サポート

日本のアプリのため、日本語でのサポートが受けられます。 初期設定や他のサブスクアプリからの移行のサポートも充実しており、PROプランでは専任のグロースマネージャーによるサポートも受けられます。

(参考:https://apps.shopify.com/mikawaya )

かんたんサブスク

かんたんサブスクは、比較的安価で必要な機能が揃ったアプリです。公式では「20秒で設定が可能」と謳っているほど、簡単に導入できるのが特徴です。

プランと費用

プランベーシックプランプロフェッショナルプランエンタープライズプラン
費用0ドル/月29ドル/月199ドル/月
特徴・サブスク販売が少ないストア向け・決済手数料3%・全機能を利用可能・メール・ビデオ通話サポート・無制限のサブスク注文回数・無制限のサブスク商品登録数・Shopify Paymentテストモード時の販売手数料無料・サブスク販売が多いストア向け・決済手数料1%・ベーシックプランの全機能を利用可能・決済手数料が安いので取引回数の多いお客様ほどお得・最も人気のあるプラン・決済手数料1%・ベーシックプランの全機能を利用可能・メール送信元ドメイン設定可能・機能追加やデザインカスタマイズを専任担当者がサポート・大規模ストアにおすすめ

主な機能

  • 注文回数無制限
  • サブスク割引設定
  • 契約の変更、スキップ
  • 初回注文無料設定
  • 送料無料設定
  • リマインドメール
  • 購入画面の編集
  • サブスク顧客分析
  • 設定サポート

サポート

無料プランでもメールやビデオ通話でのサポートを受けられます。また、一番上位のエンタープライズプランでは、専任の担当者から機能追加やデザインのカスタマイズのサポートを受けることが可能です。

(参考:https://apps.shopify.com/sengine )

NoCode Subscription

NoCode Subscription

NoCode Subscriptionsは、その名の通りノーコード(プログラミング技術不要)でサブスク(定期購入)機能の導入が可能なアプリです。スターターとベーシックアプリの2つのプランがありますが、どちらのプランでも販売手数料が0円(月額費用のみ発生)であることも特徴の一つです。

プランと費用

プランスターターベーシック
費用無料49ドル/月
特徴・手数料は0%・10件の契約まで利用可能・手数料は0%・無制限の注文数・全ての機能が追加料金なしで使用可能

主な機能

  • 週、月、年ごとの注文サイクルや配送サイクルの設定
  • 最大購入回数、最小購入回数の設定
  • 初回無料設定
  • 回数による割引の設定

サポート

ShopifyのストアやHPには、サポートに関する記載は特にないため、電話などの手厚いサポートは期待できないかもしれません。サポートについては、導入時に担当の方に聞いてみましょう。

(参考:https://apps.shopify.com/nocode-subscription )

Go Sub

Go Sub

Go Subは日本製のアプリですが、英語にも対応しているのが特徴です。直感的なUIで簡単に導入が可能です。

プランと費用

プランスタータープレミアム
価格無料39ドル/月
特徴・2%の決済手数料・すべての機能が利用可能・サブスクリプショングループ設定の作成が無制限・サブスクリプション注文件数が無制限・2%の決済手数料・すべての機能が利用可能・サブスクリプショングループ設定の作成が無制限・サブスクリプション注文件数が無制限

主な機能

  • 販売サイクルの設定
  • 初回割引設定
  • 回数割引率の設定

サポート

ヘルプページが充実しているため、不明点もすぐに解決することができます。もちろん、メールでのサポートも行っています。また、他社のサブスクからの乗り換えの際のサポートも行っているため、乗り換えに不安がある方も安心です。

(参考サイト:https://apps.shopify.com/go-subscride )

サブスク(定期購入)アプリ、結局どれを選べばいい?

前のセクションで5つのアプリを紹介しましたが、結局どれを選べば良いのでしょうか?

サイトの規模によって異なりますが、「定期購買」または「Mikawaya Subscription」がおすすめです。

上記2つのアプリに関して、自社にあったアプリはどれなのかの判断軸となる要素を以下で解説します。

本格的にサブスク(定期購入)を導入したい場合は定期購買

「定期購買」は、日本製のサブスク(定期購入)でシェアNo.1のアプリです。配送周期や割引などの基本的な設定ができるのはもちろん、ユーザーのロイヤリティを高めるための会員ランク機能も備わっています。

価格は、月49ドル+手数料1%から利用可能で、導入前に無料で機能のお試しをすることも可能です。

注意点として、一見するとフリープランがあるように見えますが、決済有効化をするには有料プランに切り替えが必要で、実質最低プランは49ドル/月と他アプリと比較すると割と高めです。

サポートは充実しており、機能を使いこなすためのサポートだけでなく、売上アップのための施策のアドバイスも受けられます。

他のサブスクアプリと比較すると、やや価格は高めですが、機能が充実しており、アップデートも多いため、本格的にサブスク(定期購入)を導入したい方におすすめです。

また、他のアプリとの連携が多く、アップデート頻度も多いので拡張性が高いのも特徴です。

最低限の機能で安価に済ませたい場合は「Mikawaya Subscription」

最低限の機能を押さえつつ、リーズナブルな価格でサブスク(定期購入)機能を導入したい方は、「Mikawaya Subscription」がおすすめです。

割引設定やお届け日指定、解約アンケートなどの必要な機能は備えつつ、12ドル/月+販売手数料3%と、スモールスタートで導入できます。

まずは、試しにサブスクの機能を導入したいというサイトには、安価で導入できる「Mikawaya Subscription」は非常におすすめです。

サブスク(定期購入)機能を導入しているShopifyサイト事例3選

最後に、実際にサブスク(定期購入)機能を導入しているECサイトを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

アパレルECサイト「MINIMAL WARDROBE」様

男性向けのアパレル・ヘルスケアECサイトの「MINIMAL WARDROBE」は、サプリメントのサブスク(定期購入)のためにShopifyアプリ「かんたんサブスク」を導入しています。

サブスク(定期購入)機能を導入したことで、もともと定期購入をしていただいていたお客様の手間が省けたり、在庫の調整ができたりなど、双方にメリットがあったそうです。

(参考:https://subscription.groovymedia.jp/cosmetic/5228/ )

食品ECサイト「ひとくち -HITOKUCHI-」様

チョコレートのEC販売をしている「ひとくち -HITOKUCHI-」様は、サブスク(定期購入)機能のために、Shopifyアプリ「Mikawaya Subscription」を導入しています。

もともと海外のアプリを導入していた同サイトは、Mikawaya Subscriptionに切り替えたことで、運用コストが下がり機能を使いこなせるようになったとのことです。

また、プランの変更をマイページでお客様自身が行えるのも良い点だと言います。

(参考:https://floor-s.co.jp/media/interview/0030/ )

飲料ECサイト「オリオンビール」様

ビールメーカーの「オリオンビール」様は、サブスク(定期購入)機能のために、Shopifyアプリ「定期購買」を導入しています。

同サイトは、もともと海外製のアプリを利用していましたが、UIが日本人向けでない点や、流入経路の計測が正確にできない点を解消するために「定期購買」に切り替えたそうです。

サポートの手厚さも評価しており、Shopifyの仕様に合わせた提案があるなど、安心できるとのことです。

(参考:https://huckleberry-inc.com/case/orionbeer )

総括|Shopifyにサブスク(定期購入)機能を実装して、ユーザーと事業主の双方が使いやすいサイトを目指そう

ECサイトにおいて、サブスク(定期購入)機能の導入は、ユーザーと事業主の双方にメリットがあります。

Shopifyでサブスク(定期購入)機能を導入するためには、アプリを活用する方法とAPIを活用する方法がありますが、基本的にはアプリを活用する方法が良いでしょう。

また、日本製のアプリの中でも「定期購買」と「Mikawaya Subscription」がおすすめです。今回の記事のように、Shopifyではアプリを活用することで、様々な便利機能を搭載することができます。​​


当社では上記のような実際に運用経験もあり、現場で培った知見やノウハウをもった方が実際に実務部分のサポートまで行うサービスを提供しております。

売上拡大のための施策立案や実務のマンパワーも足りないという企業様はぜひ一度当社までお問い合わせください。

これまでのECコンサルや運営代行などとの運営体制の違い、コスト構造の違いなど具体的にどのような仕組み、取り組みで、どのような結果が出ているのかなどお話させていただきます。

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