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現役10年店長が解説、無料でできる楽天SEO対策3選!キーワード選定から設定方法まで

2022.04.06

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現役10年店長が解説、無料でできる楽天SEO対策3選!キーワード選定から設定方法まで

楽天で売上をあげるために、SEO対策(検索対策)が重要と言われています。ただ、特にまだ楽天に出店して日が浅い方で、このように思うことはありませんか?

「検索結果の上位には、売上の高い店舗ばかりで自社の売上ではムリだよ…」
「RPP広告を出さなくても、検索結果に上位表示されると良いけど…」
「そもそも、何からSEO対策すれば良いのかよくわからない…」

そこで本記事では、楽天のSEO対策としてやるべき3つのポイントを解説します。

私は、楽天ショップを含むネットショップの店長を10年務め、楽天でショップ・オブ・ザ・イヤーやショップ・オブ・ジ・エリアの受賞経験がある現役の店長です。

私がこれまで試行錯誤して得た内容で、楽天で店舗を日々運営しているスタッフや店長さんにこそ読んでいただけたらと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

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楽天SEO対策の前にやるべき3つの準備

楽天サイトのSEO対策を効率的に進めるために、準備が3つあります。

  1. 自社の流入キーワードを把握する
  2. 獲得したいキーワードを決める
  3. 商品の価値と強みを検証する

しっかりとした準備があってこそ、楽天内SEO対策の効果が最大化できます。まずは上記の3つに取り組んでいきましょう。

1. 自社の流入キーワードを把握する

まず自社の流入キーワードを把握します。理由は、自社を訪れたお客様の目的や購買動機がわかるからです。自社を訪れたお客様がどのような検索キーワードで来店しているのか、RMSを使って分析します。

RMSから流入キーワードを調べる流れは、RMS>データ分析>3 アクセス・流入分析>参照元・検索キーワード分析、です。次に、検索キーワードを分析していきましょう。分析の着眼点として、以下のような分類をします。

  • 店舗名
  • 自社の商品名
  • ブランドや地域
  • イベントに関するキーワード
  • 他社の商品名

検索キーワードを上記に分類した際に、どの分類の数が多くなるでしょうか?検索キーワードの上位10個だけでもやってみましょう。

店舗名や自社の商品名で検索されている場合

お客様がなんとなく楽天サーチで検索したのではなく、お店や商品を意図的に検索しているのです。そのため、すでに自社の店舗や商品名を知っているリピーター様が検索している可能性が高く、転換率が高いお客様が来店している状態です。

店舗名や自社の商品名で検索しているお客様が多い場合、他の商品への回遊を促して、買い上げ点数をあげる施策をとりましょう。一方で、新規のお客様に露出する施策が必要と言えるでしょう。

ブランドや地域で検索されている場合

お客様がブランドや地域で検索している場合、大まかに欲しいものは決まっているものの、詳細までは決めきれていない状態を示します。

たとえば、自社で有名ブランドの洋服を扱っている場合、自社以外にも多くのお店が同様の商品を販売しています。しかしその中でも、検索した時に表示されるサムネイルや商品名、価格などに惹かれて、自社に来店したと考えられます。

地域名であっても、沖縄や北海道などの産品で、何か良いものを探しているが、何を買うかは決めきれていない状態です。

ブランドや地域で検索したお客様が自社に来店している場合、お客様の用途に応じた品揃えや、サービス品質の向上などで、他社と差別化が必要と言えるでしょう。

イベントのキーワードで検索されている場合

イベントのキーワードとは以下に該当するものです。

  • 母の日やお歳暮など、季節の贈答イベント
  • 誕生日や還暦など、区切りの年齢で行うイベント

たとえば、以下キーワードで来店されているお客様が多い場合、何かのイベント向けに買うことは決まっているが、何を買って良いかを探している状態です。

  • 母の日 実用的
  • 誕生日 プレゼント 4歳

そこで、商品ページのコンテンツに次のようなワードを記載すると良いでしょう。

  • 自社の販売実績
  • ギフト対応できるサービス品質の高さ
  • お客様から寄せられたレビュー件数や実績

お客様に贈答品を注文するのに、ふさわしいお店であると認知してもらうためです。

他社の商品名で検索されている場合

他社の商品名で検索されている場合をみてみましょう。
プロセスとして、次のような流れです。

  1. お客様が他社の商品を検索
  2. 検索結果に他社と共に、自社の商品が露出されている
  3. サムネイル(商品画像)や価格でお客様が自社に興味をもつ
  4. 来店する

該当商品が、他社を意識して開発されたものであれば、品質やサービスの違いを商品ページで訴求する必要があるでしょう。

2. 獲得したいキーワードを決める

次に、獲得したい検索キーワードを決めましょう。
お客様からどのようなキーワードで検索されたいのかを考えます。

とはいえ、どのようなキーワードを獲ればいいのかわからないよ、と思われるかも知れません。そこで、すでに検索されているキーワードを狙っていきましょう。

検索されているキーワードは、大きく2つあります。

  • サジェストキーワード
  • 関連キーワード

この2つのキーワードを把握し、商品名に入れることが検索対策につながります。早速、それぞれのキーワードの調べ方をお伝えいたします。

1.サジェストキーワードの把握

サジェストキーワードとは、楽天サーチにキーワードを入れると自動的に表示される単語のことです。たとえば、「誕生日」を楽天サーチに入れると、以下の単語が表示されます。

  • 誕生日 プレゼント
  • 誕生日 ケーキ
  • 誕生日 バルーン

これがサジェストキーワードです。また、サジェストキーワードは業界では有名なラッコキーワードを使えば無料で確認ができますので、ツールで簡単にサジェストキーワードを把握すると良いでしょう。

2. 関連キーワードの把握

関連キーワードとは、検索結果のページに自動で表示される単語のことです。誕生日であれば、以下のような単語も検索していると言えるでしょう。

  • 誕生日 飾り付け
  • 誕生日 プレゼント 母親 60代
  • 誕生日 プレゼント 女友達 ギフト

サジェストキーワードと関連キーワードの中で、自社商品に該当する単語があれば、これが獲得したいキーワードです。キーワードを商品名に記載していき、検索対策を実施しましょう。

3. 商品力とサービスレベルを向上させる

現状のキーワードを把握し、これから獲得したいキーワードの選定が完了しました。では、そのキーワードを入れれば、検索上位に表示されるのでしょうか?

残念ながら、答えはそうではありません。

検索上位に表示されるには、「登録したキーワードで検索され、売れること」が必要です。そのため、自社の商品価値と強みを検証し、磨いていきましょう。

たとえば、「誕生日 プレゼント 母親 60代」で検索したお客様が来店された時に、以下のような商品価値が必要でしょう。

  • 60代の女性が好む商品である
  • 他社にはない魅力や強みがある
  • お届け指定日や時間が指定できる
  • ラッピングやメッセージカードなどのサービスがある
  • 商品代金がわかるような明細書が同梱されていない
  • お客様から良い評価を示したレビューがある
  • 注文者のお客様に発送時に連絡がある
  • 遅延や受け取りができない場合、こまめに連絡が届く

このような商品やサービスがあれば、検索したニーズと提供できる商品・サービスが合致するため、お客様は安心して購入できるでしょう。結果として、検索されたキーワードで売れ続けることとなり、検索上位に表示されます。商品力とサービスレベルを向上させる動きを続けていきましょう。

楽天のSEO対策で行うべき3つのこと

準備が整った段階で、楽天でのSEO対策を実施していきましょう。楽天のSEO対策で行うべき内容は、次の3つです。

  1. 商品名にキーワードを入れる
  2. ディレクトリとタグ設定
  3. 店舗名の修正

それぞれ順番に見ていきましょう。

1. 商品名にキーワードを入れる

商品名に検索されたいキーワードを記載します。また、商品名以外にも、商品説明文、販売説明文、キャッチコピー、商品ページ内のテキスト部分にキーワードを入れましょう。

商品名は全部で127文字まで入力が可能で、ここにサジェストキーワードや関連キーワードを入力します。ただし、スマホでの検索結果では、28文字程度しか表示されませんので、もっとも狙いたいキーワードから順に入力すると良いでしょう。

2. ディレクトリとタグ設定

商品のディレクトリとタグが正しく設定されていることを確認しましょう。ディレクトリとは、商品特性ごとに分かれているカテゴリーのことで、タグは情報の属性を意味し、サイズや色、ブランドなどでタグ付けできます。

それぞれ、お客様が商品を見つけやすくするための区分と言えるでしょう。

ディレクトリは商品を登録する際に入力が必須であるため、どのお店も漏れなく登録しています。しかし、タグは必須ではないため、省いている場合があります。タグの登録を怠っていると、スマホで検索されにくくなるので、注意が必要です。

たとえば「誕生日プレゼント」で検索をした場合、このように、検索画面の下に表示されるのがタグの一覧です。

楽天市場・ ディレクトリとタグ設定

一番右側の「贈り相手」をタップしてみると、このように表示されました。

楽天市場・ ディレクトリとタグ設定

親や夫・妻などの単語がタグを表します。お客様が必要に応じてタグをタップし、再度検索を行うと、タグ付けされた商品のみが検索結果に表示されます。

つまり、タグを設定していない場合、検索結果から排除されてしまうのです。タグ登録は1つの商品に対して、最大32個の登録が可能です。商品に該当するタグがあれば、もれずに登録しましょう。

3. 店舗名の修正

店舗名も検索結果に影響を与える可能性が高い部分です。理由として、楽天のヘルプ・問い合わせページの、「楽天市場の検索(サーチ)機能の仕組みについて」に記載されている内容を引用します。

楽天市場の検索(サーチ)機能では、お客様がご入力されたキーワードが商品名または商品ページに記載されているものの他に、弊社が独自に分析したキーワードと関連性の強い商品を表示させる機能が備わっています。 中略 商品名にも商品ページにも「楽天」という文字列はないが、「楽天」というキーワードと関連性の強い商品

楽天市場 – @楽天市場の検索(サーチ)機能の仕組みについて

直接的に店舗名の変更が、検索結果に影響を与えることに言及はありませんが、「キーワードと関連性が強い商品」を表示させる具体例を見た場合、商品ページ以外でキーワードに関連するテキストは、店舗名や店舗説明文などに限られてしまいます。

なお、店舗名は全角16文字まで。1度変更すると、6ヶ月間は再変更ができないので注意が必要です。変更例としては、屋号と検索キーワードを表記すると良いでしょう。

たとえば、「屋号 誕生日 プレゼント」です。実際に楽天市場に出店しているお店の屋号をみてみましょう。

  • 母の日お歳暮内祝ギフトふみこ農園
  • くらし快援隊〜母の日父の日お歳暮

このように、季節のイベントキーワードを店舗名に組み込んでいるお店がありますので、参考にしてみてください。

楽天のSEOへの公式見解を把握する

楽天より検索結果についての考え方が、公式に発表されています。まずはこちらを確認してみましょう。

楽天市場の商品検索においては、主に ①自然言語処理による検索キーワードと商品の関連性 ②検索キーワード毎の商品の人気度をスコアリングして検索順位を決定しております。 また、上記要素を常にモニタリング、反映しているため検索順位は常に変動します。 「軽い」という検索キーワードに対して、商品名や商品説明文で複数回商品の軽さについて説明されていた場合、「軽い」というキーワードに対して関連性が高いとみなします。 「マグカップ 軽量」と検索したユーザーが多く支持した商品に対して、「マグカップ 軽量」と検索された場合にスコアは高くなります

楽天市場 – @プラットフォームの透明性及び公平性の向上に関する取り組みについて

楽天市場の見解は、以下のように解説できます。

  • 検索キーワードが商品名や商品説明文で複数回出ると関連性が高いとみなされる
  • 検索キーワードで検索され、購入につながった場合はスコアリングが上がり、より検索結果に出やすくなる

これまで見てきた「誕生日 プレゼント」の例で示すと、次のような流れで検索順位が上がっていくと捉えましょう。

  1. 検索キーワードである「誕生日 プレゼント」を商品名などに入れ込む
  2. 「誕生日 プレゼント」で検索結果に表示される(上位ではない)
  3. 「誕生日 プレゼント」で検索したユーザーが商品を購入する
  4. スコアリングが高まり、「誕生日 プレゼント」で検索した時に上位表示される

つまり、最終的に検索されたキーワードで購入される必要があるのです。

楽天のSEO対策で外注は必要?

これまで解説してきた楽天のSEO対策は、自社で実践できる内容ですが、コンサルタントや外注を依頼した方がよい場合は、どのような時でしょうか。

1. ノウハウが必要な場合

楽天のSEO対策は日々進化しています。そのため、最新のノウハウを得るためにSEOコンサルタントと契約するのは有効です。自社に専門的な知識とスキルを持った人材がいる場合、SEOコンサルタントから得たノウハウを十分に活用すれば、売上の向上につながります。

2. 人的リソースが必要な場合

一方で、楽天のSEO対策を行う上で人的リソースが足りない場合は、運用代行や運用サポートなどの外部委託を検討すると良いでしょう。

「SEOコンサルタントから教わったことを、実践する時間が足りない…」
「教えてくれた内容を、代わりにやってくれればいいのに…」

このように思う場合は、外部委託が必要なタイミングです。ノウハウを得ても、実践しなければ意味がありませんので、コンサルタントから得た情報を元に、自社で日々の運営に活かす実行力が必要です。

ネットショップを運営するには、専門的なスキルが必要ですが、今は採用も難しく、仮に採用ができてもそこから育成までを自社で行うのは、なかなか難しいのが実情です。

総括

本記事では、楽天でのSEO対策について解説しました。SEO対策は、商品名などに検索キーワードを入れ込み、そのキーワードで検索したお客様に買ってもらう必要があります。

そのため、闇雲に検索キーワードを商品名に入れるのではなく、しっかりとお客様の検索ニーズにあった商品があることが前提です。SEO対策を進めながらも、自社の商品が魅力的であるかを、今一度見直しましょう。

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