Shopify(ショッピファイ)は何がすごい?強みは?特徴・メリット・評判・口コミを徹底解説!
2024.07.01
想定読了時間 5 分自社ECサイトを立ち上げようとした際に、カートシシテムとして一度は検討されるであろうShopify(ショッピファイ)ですが、まだまだ情報が多くないこともあり、以下のようなお声をよくお聞きします。
- ショッピファイの具体的に何が優れているのか?
- 英語表記が多い印象だけど操作は問題なくできるのか?
- デメリットにはどのようなものがあるのか?
- 実際に使っているショップの評判や口コミはどうなのか?
そこで今回は、そのような方に基本的なShopifyの情報から、具体的な特徴やメリット、実際の評判などをお伝えいたします。
弊社では実際に自社でShopifyサイトを運用もしながら、他企業様のShopifyサイト構築も行なっておりますので、制作だけではなくその後の運用面でのリアルな内容もお伝えできればと思います。
Shopifyで新規でECサイト構築をお考えの方はもちろん、別カートからの移行、別カートとの比較で検討されている方にも参考になる内容かと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
また弊社では、Shopify制作代行・運用代行サービスを行っております。
制作だけではなくその後の運用サポートまで一貫してサポートしておりますので、Shopfiyに関して気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
目次
Shopify(ショッピファイ)とは
Shopify(ショッピファイ)は、世界最大のECサイト制作プラットフォームで、2006年にカナダで創業した企業により、誰でも簡単にノーコードで本格的なECサイト(ネットショップ)の構築・運営を可能とするサービスを提供しています。
現在までに、世界175か国で利用され、170万ショップ以上の開設実績のあるグローバルシェアNo.1のECプラットフォームです。
オムニチャネルを実現したプラットフォームとなっており、数千種類のアプリと連携してることも特徴の1つで、様々なサービスを起点にしてユーザーにとってよりスムーズな購買体験が可能なサイト構築を実現しています。
2020年の流通総額(GMV)は約12兆円で、世界中で4億5,700万人近くのユーザーがShopifyを通して商品を購入しています。(2019年比52%増)
以降で詳しくお伝えしますが、個人的にShopifyの何がすごいのか?を一言でお伝えすると、「誰でも使えるくらい簡単な設計なのに、EC運営に必要な機能を豊富に揃え、その拡張性が非常に高い」というところかと考えています。
Shopify動画紹介
Shopify(ショッピファイ)は何がすごい?Shopifyの強み・特徴
ショッピファイ(Shopify)の特徴は、「マルチチャネル販売」、「バックオフィス機能の充実」、「API連携」、「拡張性と価格」、「SEOが強い」、「各広告プラットフォームとの連動性が高い」、
「機械学習の速度が速い」 等など他にも多くありますが、ここではその中でも特に注目されることが多い、以下6つを取り上げます。
- サイトデザインの自由さ(カスタマイズ性が高い)
- アプリ連携の豊富さ(機能の拡充が可能)
- 越境EC対応
- サーバー強度
- 豊富なプラン体系
- ストア分析が初期装備
Shopifyの特徴① サイトデザインの自由さ
サイトに訪れるユーザーに最初に与える印象であるデザインは、ブランドのイメージだけでなく、企業への信頼感や購入のしやすさ(UX)など購入率へ直接関わる大切な部分です。
Shopifyではプロがデザインした「テーマ」と呼ばれるサイトの雛形を使用してページの外観を作成しますが、Shopifyには150を超える種類があります。
それにより業種や扱う商品数・必要な機能によってより最適なサービスを提供でき、全てのテーマが無料で更新できるため、いつでも最新バージョンを利用することができ、表示崩れやセキュリティーなど長期的なサポートをカバーすることができます。
また、テーマのコードも編集が可能なため、専門的な知識があれば雛形をベースに独自のデザインや機能を追加することも可能になります。
Shopifyの特徴② アプリ連携
ここで言うアプリとは、まさに普段お使いになられているであろうスマホにあるアプリと同じイメージで、自社のShopifyサイトに合わせて必要なアプリをインストールし、サイトをカスタマイズできます。
サイト運営に必要な機能を自社で一から作らずとも、必要であろう数千のアプリが既に連携可能なため、後は簡単なクリック操作などで対応が可能です。
これにより、集客や接客、CRMなどEC運営に必要な取り組みにおける便利なツールが気軽に利用できます。
以前まではこのアプリもほとんどが海外製のものが多く、多少日本人からすると度々翻訳をして操作や管理画面を理解する必要があったのがネックになっていたと思いますが、ここ数年は日本製でかなり利便性の高いアプリも増えてきてますので、格段に使いやすくなっています。
アプリについては、例えばBASEやSTOREなど他のカートシステムにもあるようなものではありますが、やはりグローバルで一番利用されているカートシステムということもあり、多くのアプリ開発会社がShopifyで利用できるアプリを優先順位高く開発する流れができています。
Shopifyの特徴③ 越境EC
自国以外の海外向けに販売活動を行う越境ECですが、ショッピファイでは、2019年時点で全取引の内19%が越境ECでのビジネスです。
越境ECサイトでは、言語、通貨、決済方法など国内ECサイトとは異なる様々な機能が当然必要になりますが、それらの機能を豊富に揃えているのもショッピファイが選ばれる特徴のひとつです。
最近では以前よりも多くの事業者様で海外に向けた販売をされている、あるいは今後取り組んでいきたいということをお聞きします。
海外販売に関しては、今回ご紹介しているShopifyのような自社サイトでの販売もそうですし、以下の記事で詳しくお伝えしているShopeeなどの海外ECモールでの販売も選択肢の一つになるかと思います。
その点においてShopifyでは、まず通貨という観点ではShopify paymentでの設定を行うことで、約130種類もの現地通貨にShopifyが為替レートを自動計算し、為替手数料を含んだ値段がECサイト上に反映されるようになっています。
また最近では翻訳機能が以前よりも進化しており、そこまで大きなボトルネックとはなってないのですが、言語切り替えなどもスムーズに対応することが可能です。
Shopifyではアプリを活用することで、ECサイトにアクセスしたユーザーの位置情報を取得して、その地域に適した言語と通貨を表示することも可能です。
Shopifyの特徴④ 世界最高基準のサーバー
ショッピファイのサーバーの稼働率は99.98%で、サーバーがほぼ常に正常稼働してる状態で、帯域幅とトランザクションに制限がないため、1分間に約1万件以上の決済を処理することができます。
そのため、他のカートシステムなどでよくあるような、テレビや雑誌などで紹介された後の急なアクセス増でサーバーがダウンするということもありません。
これは意外に盲点かもしれませんが、私も普段個人的に利用するECサイトなどがアクセス集中などによりサイト訪問ができないケースに何度か遭遇したことがあり、ショッピファイではそのような機会損失も防ぐことができます。
また自社でサーバーを抱えずにすむため、一昔前までは度々目にしていたクレジットカードなどの個人情報の流出が起きるということもありませんので、そのようなセキュリティ面でも安心です。
Shopifyの特徴⑤ プラン体系
Shopifyは、基本の「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」プランに加えて、月額$5で利用できる小規模ビジネス向けの「スタータープラン」と、世界のトップ企業も利用する大規模ビジネス向けの「Shopify Plus」まで、計5つのプランを提供しています。これにより、様々なビジネス規模やニーズに対応しています。
従来のECサイトでは、サービスごとにターゲットとなるビジネス規模が限定され、成長に伴いシステムを切り替える必要がありました。
しかし、Shopifyでは各プランごとに異なる特長や機能、クレジットカード手数料が用意されており、これによってユーザーは自身のビジネスの発展に適したプランを柔軟に選択できます。
スタータープランは手頃な価格で小規模ビジネス向けに最適であり、Shopify Plusは大規模で複雑なビジネス向けに高度な機能を提供しています。
これにより、初めてECサイトを構築する小規模店舗から、世界的な展開をする大企業まで、あらゆるビジネスに対応可能です。
また、Shopifyではプランごとに使いやすい管理画面が提供され、商品の追加や注文の管理、顧客とのコミュニケーションが容易に行えます。これにより、ECサイトの構築と運営がスムーズに行え、ビジネスの成果を最大化するサポートが得られます。
Shopifyの特徴⑥ ストア分析が初期装備
EC運用においてストア内の顧客行動を理解することは、お客様のニーズを理解し、より良いサービスを提供していくための非常に重要なポイントになります。
Shopifyでは売上データや製品毎の売上分析に加え、お客様がどこからサイトを訪れ、何の購入を検討したかなど、13以上の項目でストアの直近のアクティビティを確認し、分析することがShopifyの中だけで完結することができます。
そのため迅速なデータアクセスにより戦略の修正が可能であり、顧客嗜好の把握やマーケティングキャンペーンの実施をより最適に行うことができ、売上向上や在庫管理の最適化など、より効果的な経営戦略を展開するための情報が得られます。
ショッピファイ(Shopify)のメリット
上記と重なる部分もありますが、ここでは特に他同様のサービス(BASEやメイクショップなど)と比較して、さらにショッピファイだからこそのメリットについてお伝えいたします。
Shopifyのメリット① プラットフォームの乗り換えが不要
多くの企業が自社のビジネス規模の成長に応じて、当初スタートしたプラットフォームから別のプラットフォームへ移行をしています。
成長の段階によって実装したい機能や表現したい仕様が変わってくることもあり、それにシステムが追いつかないことで他に乗り換える必要性が出てきます。
ただ、移行・乗り換えと言ってもその作業は非常に負担が重く、再度商品登録や商品ページ修正の作業が発生し、何よりアカウントの変更などで既存顧客が離脱してしまうことも多く、その損失は少なくないでしょう。
その点、Shopifyであれば、1人でショップ運営をスタートする個人レベルのビジネスから、いわゆる大企業レベルでのビジネス規模まで一貫して対応が可能な体制を構築しており、ビジネスが成長してもその拡張性の高さでこれまで通り問題なくビジネスを維持できます。
Shopifyのメリット② アプリ連携の豊富さ
先ほど特徴紹介の内容とも重なりますが、やはり他では実現ができずShopifyをより魅力あるものにしているのが、ECビジネスをする上で非常に有力なツール活用を可能にしているアプリ連携機能でしょう。
ショップを立ち上げた後、やはり重要なのはそこからビジネスを維持、拡大させていくことです。
そのためには、商品・サービスの認知を拡げ、サイトに集客し、訪問した顧客に丁寧に接客することで商品を購入いただき、出荷配送、そこからアフターフォロー、再度来店いただき、他の方にも口コミなどで拡げてもらう、というような様々な取り組みが必要です。
そのような取り組みをより効率的に、円滑に行えるようにするための非常に有力なツールを数クリックで利用することができ、個別の契約や機能の実装などが不要で、スピーディーにビジネスを拡大させるための環境が整っています。
Shopifyのメリット③ 価格(コスト)の低さ
これまでよりその安さで選ばれることの多かった印象のBASEですが、実は意外にもShopifyも非常に低コストで開設、運用が可能です。
具体的には、月額は25ドル(為替相場にもよりますが、日本円でおよそ3,500円前後)で、決済手数料がベーシックプランで3.4%(ただし、SBペイメントサービスを利用すれば3.15%)で利用が可能です。
これに対しBASEでは、これまでのスタンダートプランでは、月額は無料のものの「決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%」という料金体系で、ざっくり月70万以上のビジネス規模を目指すような場合には割に合わなくなってしまいます。
ただ、BASEは直近2022年4月18日より「決済手数料2.9%+月額サービス利用料5,980円(税込)」という新料金プランの発表も行っており、単純なコスト面ではビジネス規模が大きくなれば有意な部分もありますが、逆に機能面が追いつかないという状態になることが予想されます。
Shopifyのメリット④ セキュリティ対策
お客様のクレジットカードや住所など個人情報を扱うECにおいてセキュリティーの高さはとても重要です。仮にも情報漏洩などが起きた場合には、売上が下がるだけでなく企業として信頼が落ちてしまうことも考えられます。
その中でショッピファイは利用者の安全を最優先事項にし、「PCI DSS」というクレジットカード情報の取り扱いにおける世界基準で最高水準のレベル1を取得し、他にも信頼性や安全性の審査を行う「ISO27001」も取得し、第三者機関からもセキュリティーの安全性を評価されています。
またアクセス制限対策の採用により定期的にネットワークのテストや監視を行っているため、安心して使い続けることができます。
ショッピファイ(Shopify)の評判・口コミ
ショッピファイのネガティブな口コミも探してみましたが、ほとんど見つけることができず、多少人によっては別のツールが良いかもしれないという程度で、他の意見については圧倒的にポジティブな評判・口コミが多かったです。
ShopifyとBASE、両方使ってみたけど圧倒的にShopifyのほうが使いやすいな。 特に、BASEは一回の出金の限度額が100万円なのに驚いた。 月商200〜300万とかあるショップはBASEは選択肢にならないのでは……。
Twitter – @IHayato
Shopifyの管理画面が使いやすい理由。 UXチームとデータサイエンティストが連携して、利用場面の検証を重ね改善し続けているから。 昨日、注文管理画面に追加された分析バーもそのようにして表示する内容や粒度、見せ方を決めていったとのこと
Twitter – @shotasato_nsw
Shopifyって買う側にも使いやすいんですよね。あんまり語られてないけど、すっきりしたAmazonって感じ。
Twitter – @uneidou
オンラインサイトをカナダ出身のショッピファイに変えただけで、3年間一度もなかった海外からの個人のオーダーが変更当日に来て、注文の3割ほどが海外になっていると言う事実。 ニューウェーブ感www 正しいものを使わないとチャンスを逃すことになることを実感! 海外販売はショッピファイおすすめ!
Twitter – @jackielee1310
Base→ショッピファイに変えたいなと思ってたけど、法人しかAmazon pay 使えない 沢山買っていただくお客様ほとんどAmazon payなんだよなぁ Baseは手数料と有料でもデザインが、ね。とりあえず保留
Twitter – @hiiro1001mi
IT導入補助金2023を活用してShopify構築・移行が可能
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、新規ECサイト構築・サイト移行にはIT導入補助金の活用ができます。
活用することで、約1/3の負担でECサイト構築・移行が可能になり、弊社ではその後の運用サポートまで補助金を活用することができます。
弊社ではShopifyでの構築はもちろん、その他ecforceやEC-CUBEなどのカートシステムや楽天、Amazon、Yahooへの出店、店舗構築費用にもIT導入補助金の活用が可能です。
IT導入補助金活用の詳細については、以下の記事で解説してますので、よろしければご覧ください。
総括|Shopify(ショッピファイ)は何がすごい?強み・特徴・メリット・評判について
今回は最近よく耳にするショッピファイについて、その具体的な特徴やメリット、評判などをご紹介いたしました。
これからEC市場はまだまだ拡大することが予想され、個人やスモールチームでのネット販売の取り組みもさらに増えてくるでしょう。
弊社でも実際にショッピファイでのEC構築、サイト運営を行なっておりますがその拡張性の高さや日々の機能アップデートなどのスピード感には驚かされます。
個人的には恐らくこれまで以上に便利なアプリ機能の登場や利便性向上のアップデートが行われるのではないかと思っていますので、もしこれからネット販売(EC)ビジネスを始められる方は是非ショッピファイ(Shopify)を検討してみてください。
もしShopifyでのストア構築をお考えでしたら、是非一度以下サイトより弊社にご連絡ください。単純なサイト構築ではなく、”売れる”ECサイト構築を行います。
お役立ち資料
この資料でわかること
・ECサイト制作でまず考えるべき重要な観点
・他ECカートシステムとの違い(比較表)
・Shopifyの具体的な強み