楽天市場でレビューを増やす7つの施策を完全解説!
2024.07.24
想定読了時間 7 分楽天市場で売上を上げるにあたってレビューは非常に重要です。
多くのお客様がネットで買い物をする際にレビューを見てから購入しています。単純に転換率があがるだけではなく、クリック率向上によりアクセス数増や広告コストを下げることにも繋がります。
そこで本記事では、楽天市場でレビューを増やすための施策について解説します。
- 楽天のレビューを増やしたいが、何をして良いかがわからない
- レビューを書いたらお客様にプレゼントや値引きをしようと思うが、大丈夫?
- レビューは勝手に増えるのでは?と思っていたが、なかなか増えず困っている
上記のような課題感をおもちの楽天市場の店長やショップオーナーにぜひ実践いただきたい内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
また弊社ではECのプロによる楽天運営サポートや楽天広告運用代行・運営代行サービスも行っておりますので、楽天運用でお困りの方は是非一度お気軽にご相談ください。
楽天市場でレビューを増やす7つの施策
早速本記事の本題である、楽天市場でレビューを増やす施策をご紹介します。施策の内容は以下の7つです。
- 喜んでもらえる商品やサービスを提供する
- 現状のレビューを分析する
- レビュー投稿に特典を付与する
- フォローメールを送信する
- 同梱物でレビュー投稿を促す
- 投稿されたレビューに返信する
- 楽天LINEへ送客して追加施策を実施する
順番に解説していきます。
1. 喜んでもらえる商品やサービスを提供する
楽天市場でレビューを増やす施策として最初に行う施策は、喜んでもらえる商品やサービスを提供することです。
当たり前と思うかもしれませんが、お客様にお届けする商品にご満足いただけなければ、良いレビューが入ることはないからです。
そのため、次の項目を検証してみましょう。
- 自分で自社商品を買った時に本当に満足できるものなのか
- 価値と価格のバランスを見た時に、価値が上回っているのか
検証方法は自社商品を購入してみることです。
「もちろん自分の商品だから、いつも利用しているよ。」
そう思うかもしれませんが、実際にネットで注文されるお客様と同じプロセスを経て購入するのがポイントです。
自社の倉庫から商品を持ってきて検証するのではありません。
自社商品をわざわざネットで注文し届けてもらうことで、お客様と同じ買い物体験を通じて検証するのが重要です。
検証すべき具体的なポイントは以下の視点で見ると良いでしょう。
- 注文時に不明点はないか(商品の使用方法、到着日、荷姿など)
- 注文前に選択する項目が多すぎないか(プルダウンが過剰に設置されていないか)
- のしや包装などの選択は簡単にできるか
- 注文時や発送時にメール連絡が届くか
- 外装箱に貼ってある伝票やケアシールなどはまっすぐ貼ってあるか
- 外装箱は開けやすい梱包になっているか
- 届いた商品の箱を開けた時に感動はあるか
- 商品の破損や汚れがなく梱包されているか
- 食べ方や使い方などの説明書が同梱されているか
- 問い合わせ先がわかりやすく記載されているか
- 商品パッケージはページで記載されているものと一致しているか
- 商品は満足できる品質か(おいしさ、使いやすさなど)
お客様と同じようにネットで注文し、届いた荷物を確認することで、お客様に喜んでもらえる商品やサービスが提供できているかをチェックしましょう。
列挙すると意外と確認項目が多いと感じると思いますが、実際にお客様はこれらの各項目で感情が動きますので、しっかりと確認をして良いレビューに繋がる準備をしていきましょう。
2. 現状のレビューを分析する
既にいただいているレビューを分析しましょう。お客様がどこに感動し、どこに不満を持ったのかを把握し、改善行動をとるためです。
具体的には、現状のレビューがどのような内容に寄せられているのかを確認しましょう。
- 商品の品質や味について(商品)
- お届けまでの期間について(納期)
- 商品ページと現物との比較結果について
- お客様への対応品質や返答スピードについて(CS)
- 梱包形態や同梱物などについて(CRM)
レビューを読むことで、お客様がどのような点を評価もしくは不満に思うかがわかります。
商品の品質や味についてのレビューが多く入っていれば、お客様はその点について期待し、関心があると捉えられます。そこを重点的に改善、対策を立てましょう。
3. レビュー投稿に特典を付与する
レビュー投稿に対して特典を付与しレビュー数を増やしましょう。Amazonではこの手の施策は規約違反となるため実施できませんが、楽天・ヤフーの場合は可能ですので、ぜひ積極的に活用しましょう。
特典を付与することで、お客様にレビューを書いてもらう動機づけにするためです。実際に一般的によくあるクーポン配布などの比較してもレビュー付着率が数倍変わることも多くあります。
具体的には以下のような特典を付与すると良いでしょう。自社の商品に併せて内容を検討してみてください。
- 次回以降の買い物で使えるクーポン券を付与する
- 今回の注文とは別におまけやサンプルをプレゼントする
- 保証期間を延長する
なお、お客様がレビューを書いて得られる特典は、商品ページに表示させておきましょう。また、商品かごにプルダウン表示をさせて、購入前に認識してもらうのも有効です。
注意点としては、お客様がレビューを記載する前に割引やクーポン券の送付が禁止されています。のちほど詳しく解説しますので確認しておきましょう。
レビューを確認してクーポン配布をするという一連の流れに関しては、地味に工数を取られてしまいますので、らくらくーぽんを利用するのがおすすめです。
弊社のメディア経由でのご契約の場合、以下の割引が適応されますので、お申し込みをご検討の方は是非お得な特典をご活用ください。ご希望の方は弊社問い合わせフォームよりご連絡ください。
- 初期費用 30,000円 → 0円
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また、自社に合う特典内容が思いつかないなどの場合は、競合店をすべてピックアップして、自社サイト・楽天・ヤフーなどすべての店舗でどのようなレビュー施策を行なっているかを確認しましょう。
売れている店舗は必ず何かしらの施策を実施していますので、レビュー以外にも言える部分ですが、競合店舗の取り組み内容で自社にも生かせるところはすべて取り入れて実践しましょう。
4. フォローメールを送信する
お客様にフォローメールを送付してレビューの記載を依頼しましょう。
お客様に商品が届いて数日たった後に、購入のお礼と品質の確認もかねてレビュー投稿を依頼しましょう。このあたりも単にレビューをお願いしますという文面ではなく、工夫次第でより良い運用が可能です。
例えば、ご満足いただけた場合(レビュー星5 or 4)は商品レビューの記載をお願いします。一方で商品に不備などがあり、何かしらご不満の場合には、商品レビューへの記載ではなく、迅速に対応するためにすぐに店舗へ連絡していただきたい旨をお伝えするのがコツです。
また、レビューを記載する方法として、楽天市場のマイページのリンク先や記入方法などもメールに記載すると親切です。
5. 同梱物でレビュー投稿を促す
メールと同様に同梱物でレビュー投稿を依頼するのも有効です。理由は、商品を開封した際に同梱物を読んでもらえる可能性が高いからです。
商品が入っている段ボールを開けたら最初に目につくように同梱物を配置し、必ずお客様の目にとまるようにしましょう。
なお、同梱物に記載する内容は以下のような内容が良いでしょう。
- 商品の購入に対してのお礼
- 自社ショップの運営ポリシーや商品開発の思いなど
- 商品の使い方や食べ方について
- 商品のメンテナンスや保管方法について
- レビューの投稿方法について
また、書いて欲しいレビュー内容のテーマを記載しても良いでしょう。お客様が何をレビューに書いて良いかを考える手間を省いてあげるイメージです。
たとえば、以下のようなテーマに対してどうだったのかをお客様に伺い、ご返答をレビューでいただく流れにすると良いでしょう。
- 注文からお届けまでの期間について
- 商品の品質や味について
- 商品の梱包について
また同梱物には、単にテキストだけでの説明だけではなく裏面を活用するなどをして、実際にレビューをするまでの画面操作などをPC、スマホ、ブラウザなどあらゆる環境に合わせて説明するも有効です。
6. 投稿されたレビューに返信する
レビューの返信機能を使い、投稿されたレビューに返信しましょう。
お客様がレビューを投稿した後、店舗側がどのような反応をしているのかを知ってもらうためです。また、レビューに返信している店舗は、購入前にレビューを読んでいるお客様に対して好印象をもってもらえます。
レビューを投稿してくれたお客様は、その後の反応が気になるものです。レビュー記載に対するお礼を返答していきましょう。
注意点としては、文章のコピペによる返信はやめましょう。お客様に不信感を与えてしまい、逆効果になってしまうためです。使いまわした文章では誠意が伝わらないため、1件ごとに丁寧に記載しましょう。
7. 楽天LINEへ送客して追加施策を実施する
お客様がレビューを投稿したことを店舗側に伝える手段として、楽天LINEを提案すると良いでしょう。
一般的にはレビュー投稿時に受注番号を記載するように促す場合が多いですが、そうではなく、楽天LINEから連絡をしてもらう流れを提案するのです。
お客様には、受注番号を多くの人が目にする場所に記載することに抵抗感を感じませんか?と提案。その上で、店舗側に個別に連絡する手段として、楽天LINEへの友だち追加を提案しましょう。
お客様には以下の手順を記載した同梱物やメールを案内しましょう。
- レビューを投稿する
- 同梱物に記載したQRコードを読み取る(楽天LINEに飛ぶ)
- 楽天LINEでレビュー投稿したことを連絡する
なお、店舗側は楽天LINEでご連絡いただいたお客様に、限定クーポン券を送付するなど、追加施策を実施しましょう。
楽天市場でレビュー施策を実施すべき3つの理由
ここからは、楽天市場でレビュー施策を実施すべき3つの理由を解説します。
レビューを集めると具体的にどのようなメリットがあるのかを理解すれば、様々な工夫が生まれ、よりレビュー獲得に向けた動きも活発化すると思います。
1. アクセス人数が増える
レビューを集めるとアクセス人数が増えるでしょう。なぜなら、検索結果からの流入(アクセス数)が増えるからです。
検索結果には以下の通り、商品名や価格に加えて、レビュー点数とレビューの件数が表示されます。
もし、初めて購入する商品を探している場合、同じような価格だったらレビュー件数や評価を見ませんか?
お客様はどれを買って良いかわからないため、すでに購入したことがある人からの評価であるレビューを参考にします。
そのため、レビュー件数が全く入っていない商品と比較し、レビュー件数が多く入っていれば、その分クリック (CTR向上)をしてもらうことができ、商品ページへのアクセス人数が増えるのです。
2. 転換率が高まる
レビューが増えれば転換率が高まります。理由は、レビュー件数が多く評価が高ければ、お客様は安心して購入できるからです。
初めて購入する商品は、購入時にどうしても不安になるものですので、その不安を払拭してくれるのがレビューです。
心理学的にも第三者の声、評価というのは購買行動に影響を与えることが証明されています。
レビューが高評価で件数が多ければ、安心して購入する人が増えるため、転換率が高まり、冒頭にお伝えした広告効率などもよくなるため、単純に購入率が増える以上に様々なプラスの影響があります。
その他にも転換率(CVR)を高める施策は多くありますので、更にその施策の内容を知りたいという方は以下の記事も併せてご覧ください。
3. 商品やサービス改善のきっかけになる
レビューを集めることで、商品やサービス改善に繋がります。レビューはお客様からの素直な感想です。
どのような項目に対して評価もしくは不満に思っているのかを知れる機会ですので、レビューに記載されている内容を読み、商品開発やサービス(CS)の改善をすることで、より良い店舗づくりに活かしましょう。
更には、新規競合参入への障壁となりますので、レビュー施策は先延ばしせずに今から優先的に取り組んでいくべき重要な施策の一つです。
楽天市場のレビュー施策における禁止事項【要確認】
楽天市場ではレビュー施策における禁止事項を明確に定義しています。
レビューを増やす重要性をお伝えしてきましたが、最後に禁止事項の内容もしっかり把握し、規約違反にならないように注意しましょう。
レビュー施策における禁止事項は以下の通りです。
- レビューが投稿される前に特典を付与する
- 店舗関係者がレビューを投稿する
- レビュー内容で特典に差をつけない
- 高評価のレビュー投稿を促す
- 商品到着前のレビューを促す
- レビュー内容の削除・変更を要請する
- 別商品へのレビュー付け替え
順番に解説していきます。
1. レビューが投稿される前に特典を付与する
楽天市場では、レビューが投稿される前に特典を付与する行為を禁止しています。
また、レビュー投稿を前提に「今回の」お買い物で使えるクーポン券の付与や値引きは実施できません。
また、レビュー投稿後であってもキャッシュバックや金券の送付は一切禁止されているので実施しないようにしましょう。
2. 店舗関係者がレビューを投稿する
店舗関係者がレビューを投稿する行為も禁止されています。
店舗関係者の定義は楽天より明示されており、以下のようになっています。
- 出店店舗の役員及び従業員
- 委託先
- 提携先
- 家族
- 友人
- その他出店店舗と利害関係のある第三者
そのため、上記に該当する人からレビューが入ると違反になります。
良かれと思って出店店舗の家族や友人が商品を買ってレビューを書いた行為が違反になってしまうため、しっかり啓蒙しましょう。
3. レビュー内容で特典に差をつけること
レビューの内容に応じて特典に差をつけることは違反となります。
たとえば、低評価や店舗側が期待した内容のレビューをお客様が書かないために、告知していた投稿後の特典を付与しないこと。
また、高評価のレビューを書いてくれたお客様に対して特典を増やすなど、レビュー内容に応じて特典に差をつけることを禁止しています。
どのようなレビューに対しても、事前に告知していた特典を付与するようにしましょう。
4. 高評価のレビュー投稿を促す
高評価”だけの”レビュー投稿を促す行為も禁止されています。レビューの公平性を害するためです。
好印象のレビューを書いてもらうようにお客様に案内すること。また、高評価の投稿でクーポン金額を増やすなども禁止です。
そのため、レビュー記載だけを案内するようにしましょう。
5.商品到着前のレビューを促す
商品が到着する前にレビューを促すのは禁止されています。レビューは商品が届いてから記載してもらうのがルールとなっています。
商品が到着する前にレビューを促すと、お客様は商品に対する期待値のみを記入せざるを得ません。そうなると適正なレビューが記載されないため、禁止されているのです。
6. レビュー内容の削除・変更を要請する
お客様が記入したレビュー内容に対して、削除や内容の訂正を要請することも禁止されています。
事実に基づく低評価に対して店舗側からお客様に是正を促すことは、公平性が担保できないからです。
一方で、事実無根な内容や誹謗中傷などを含んだレビューに関しては削除申請が認められているため、別途申請するようにしましょう。
7. 別商品へのレビュー付け替え
レビューが多くある商品かごを、新商品や異なる商品に付け替える行為は禁止されています。
レビューの内容と実際の商品が一致せず、お客様に誤解を与えてしまうからです。レビューが入っている商品かごは同一商品で利用するようにしましょう
総括|楽天市場でレビューを増やす7つの施策について
本記事では、楽天市場でレビューを増やす7つの施策を解説しました。
単純に商品を販売しているだけではレビューは増えないため、お伝えしたような様々な観点から積極的なレビュー施策が必要です。
レビューが増えることで売上アップはもちろん、自社の商品開発や新規競合参入の障壁になりますので、ぜひ今から優先度高く積極的に実施していきましょう。
とはいえ、具体的に自社の場合どのようにレビュー施策を実施したら良いのか、その他売上UPの施策内容含めて楽天市場の運営でお困りの方はぜひ弊社までお気軽にご相談ください。