【完全解説】Amazonブランド登録・商標登録のやり方を完全解説!自社ブランド販売のメリット・デメリットとは?
2024.07.03
想定読了時間 6 分今まではオフラインの店舗や卸で商品を販売していたけれど、オンラインでの販売を拡大したいと考えた時にAmazonでの販売を検討されるショップも多いのではないでしょうか。
また「自分たちでは出品していないのに、いつの間にか他店が自分たちのブランドをアマゾンで販売している」といったトラブルもよく耳にします。
そこで、本記事ではそのようなアマゾンでの販売時に気になる「Amazon ブランド登録」の申請方法や自社ブランド販売に向けたブランド登録するとどのようなメリット、デメリットがあるかをお伝えいたします。
- そもそもamazonブランド登録って何?費用や手続きは?
- ブランド登録をせずに販売することはできる?
- amazonでブランド登録をすると売上はアップする?
- どの記事も内容が古く、断片的で結局ブランド登録できてない
上記内容に関して、アマゾンで10年以上販売する現役のアマゾンセラーが実際の運営してきた情報と直近の最新情報も合わせてわかりやすくお伝えいたします。
また弊社ではECのプロによるAmazon運営サポートやAmazon広告運用代行・運営代行サービスも行っておりますので、是非一度お気軽にご相談ください。
目次
Amazonブランド登録とは?
「ブランド登録」についてですが、Amazonでブランド登録するということは「そのブランドの責任者が自分たちである」とアマゾンに申請する、という事です。
アマゾンにブランド申請することは無料でできます。(ただし、後述のように商標取得などに関わる費用は発生いたします)
また、アマゾンの公式サイトでは以下のように表現されています。
ブランド登録とは、有効な登録商標を持っている出品者が登録できる、ブランド所有者向けのプログラムです。
https://sell.amazon.co.jp/learn/brand-register
その上で、Amazonブランド登録をすることで、主に以下の2つのことができるようになります。
- ブランドの構築
- ブランドの保護
少し分かりにくいかと思いますが、簡単にお伝えするとブランドの構築は、Amazonで販売活動をより促進させるための機能を幅広く利用できるというものです。
例えばAmazon内の自社ブランドのストアを構築できるようになったり、比較テストの管理ツールを使用してA/Bテストができるようになったりします。
その他にも、スポンサーブランド広告の利用ができるようになったり、レビューを獲得するためのAmazon Vineプログラムに参加できるようになったりします。
一方でブランドの保護は、先ほどのブランド構築が攻撃だとするとブランド保護は防御のような機能で、自社ブランドの権利を侵害する他社の出品(相乗りなど)や不正確な内容に対する予防的な保護ができるようになります。
Amazonブランド申請のやり方・手順を完全解説
それでは、早速本題のAmazonブランド登録のやり方について、具体的に申請の手続きを解説いたします。
申請の手順としては、大きく以下の3ステップです。
- Amazonブランド登録の事前準備
- Amazonブランドレジストリ登録(Amazonアカウント開設)
- Amazonブランドレジストリで必要情報の入力
この内容を確認して進められれば、ほぼ確実にブランド登録は申請できますので、安心して進めてみてください。
実際に弊社では以下の通り、1発で申請が通りましたので、しっかりと内容通りに進められれば問題なく登録ができるはずです。
Amazonブランド登録ステップ① Amazonブランド登録の事前準備
前半でも触れた内容ですが、改めてお伝えします。事前準備としては以下の2つを行う必要があります。
- 商標登録
- 登録するブランド名が恒久的に印字された商品あるいはパッケージの用意
商標登録について
基本的に、この申請は自身で行うには無理がありほぼ多くのケースで弁理士に依頼する形です。この弁理士への依頼の仕方がいくつかあります。
- Amazonが行っているIP Acceleratorという制度で法律事務所に依頼
- 上記以外の法律事務所に個別に依頼
- ToreruやCotoboxなどのクラウドサービスで依頼 (ここがおすすめです)
Amazonでのブランド登録をする目的で商標登録を進める際には、申請区分についてはほとんどの場合35類で問題ないです。
詳細は別途法律事務所などのページをご覧いただけたらと思いますが、端的には出願費用を抑えるには有効な手段ですが、相乗りや侵害排除の部分で一部リスクがあるというものです。
ただここでのリスクは大手のような有名ブランドや大掛かりな規模を想定していない場合は、特にリスクにもなりづらいものですので、そこまで気にする必要なないかと思います。
登録するブランド名が恒久的に印字された商品あるいはパッケージの用意
ここもよく躓くところのひとつで、恒久的に印字された状態の商品あるいはパッケージについてですが、結論、Up-TというオリジナルTシャルなどが作れるサイトで、一番費用が安く済むアイテムに商標登録申請しているロゴを印字すればOKです。
ちなみに、私はここでロゴを印字したハンカチを1つだけ購入して、1000円程度で済みました。配送も3日〜4日程度で届きますので、ブランド申請には問題ないスピード感です。
上記サイトに行き着くまでにも、ラクスルなどの有名どころも見てみたのですが、1つだけの購入ではかなり費用が高いサービスが多く、大量購入だと単価は下がるのですがここでは1つだけあれば良いので、上記サイトで対応しました。
ちなみに、自身で刺繍をするという手もあるのですが、そもそも正確にそのロゴを表現できない可能性が高く、後は単純に時間がかかり過ぎてコスパが悪いと思いますので、1000円程度で済むなら間違いなくUp-Tで商品を作ったほうが圧倒的にコスパが良いです。
これで事前準備はバッチリなので、実際に次のブランド登録申請の部分について解説します。
Amazonブランド登録ステップ② ブランドレジストリ登録
まずは最初にマスターアカウントにて「ブランドレジストリ登録」を進めます。
上記ブランドレジストリをクリックして「ブランドレジストリの開始」を押し、ブランドレジストリアカウントを作成します。
「ブランド登録先の国を選択してください」と表示されたら、日本を選択します。ブランドレジストリとセラーセントラルを紐づけると、ブランド登録が開始できるようになります。
こちらはスタッフのアカウントではなく必ずマスターアカウント(管理者権限があるアカウント)にて登録をすすめてください。
ブランドレジストリが登録できると、セラーセントラル内に「ブランド」というメニューが登場します。(先程のサイトで下の方に登録というボタンから直接進めることも可能です)
そこから次に以下の「ブランドを登録する」を選択し、次の画面では「新しいブランドを登録」を選択します。
すると、次の画面でブランドの詳細について入力する必要があります。
Amazonブランド登録ステップ③ ブランド登録の情報入力
注意点として、ブランド名は必ず商標取得したものと完全に同じものを登録してください。たとえばひらがなとカタカナで違っていたり、漢字の有無や英語と日本語の違いなどが間違っていると登録ができません。
また「商標の登録番号」または申請中の場合は「申請番号」が必要になりますので、必ず準備した状態で登録を行いましょう。
商標ステータスの選択は、ほとんどの方は「出願中」で、商標の種類は「文字商標」で問題ないです。
「ブランドロゴをアップロード」の部分は、商標登録の申請をしている特許情報プラットフォームで表示されているものを利用すればOKです。
上記は、先程のページの続きで下部分です。このに記載されている以下の文言についてよく質問が挙がりますので解説します。
”ブランドを代表するASINを1~3個入力してください。申請に記載されたブランド名はASINのブランド名と一致している必要があります。”
気持ちとしては「これから登録するのに、ここでブランド名のあるASINの入力はできないですよね?」というところなのですが、ここは入力しなくても先に進めますので、スルーでOKです。
次の部分で、先ほどよりお伝えしているロゴやブランド名が恒久的に印字された状態の商品または商品パッケージ画像が必要になりますので、こちらも申請前に準備をしておきましょう。
次のページについての内容ですが、「次へ」を押すと出品用のアカウントについての登録項目がでてきますので、こちらも各項目を埋めましょう。
こちらもほとんどの方は「出品者」ですので、こちらを選択します。そうすると、開設したアカウント情報が表示されますので、そのアカウントを選択します。
最後に上記の「製造および販売に関する情報」という項目が出ますのでこちらにも正しい情報を入力し、ブランド申請は完了です。
ちなみに、稀だと思いますが、上記の画面表示ではなく以下の画面表示がでる場合もあります。(実際にでました)
状況としては、新規で開設したばかりのアカウントで商品登録も販売実績も何も状態ですぐにブランド登録を進めた際にこの表示が出ました。
正解かどうかはわかりませんが、1商品だけ商品登録を行いまして、数時間経過したのちに、先程の画面になり、上記のアップロードをせずにブランド登録の申請を完了することができました。
新規の商品登録をブランドありで登録する際にも上記と同じようなものが求められることがあるのですが、これを突破するのがかなり面倒でなかなか審査が通過しませんので、できることであればこのアップロードを避けて完了させたいところです。
ブランド登録申請が完了しましたら、審査期間が終わり次第、数日~1週間前後でアマゾンからメールにてブランド申請の可否の連絡が届きますので見逃さないようにしましょう。
Amazonブランド登録のメリット5選
前章でブランド登録の仕方自体は問題ないと思いますが、ここではブランドのオーナーとして、Amazonブランド登録をすることでどのようなメリットがあるのかを解説します。
主に、Amazon内部で以下のようなメリットがあります。
- 商品ページの編集権限が強くなる
- スポンサーブランド広告が使用できる
- 相乗り業者や偽物販売業者を排除できる
- ブランド分析機能が使えるようになる
- Amazonストアを作成できる
それぞれ順番に解説していきます。
1. Amazonブランド登録のメリット① 商品ページの編集権限が強くなる
Amazonでは1商品は1ページでの販売が原則となるため、自社のブランドであるにも関わらず、すでに他社がページを出品している場合、ページの説明やタイトルや画像などを入れ替えることができない場合があります。
それは、ページごとに権限の強いセラーの情報が反映されることが多いからです。
ですがブランド申請をして「このブランドのオーナーは自分たちである」とすることで、画像や文章に対する編集権限が強くなり、ページを修正することができやすくなります。
また商品ページの内容が古いものになっていたり、間違った情報が書かれていて書き直せない、という場合にもアマゾンブランド申請は効果的です。
2. Amazonブランド登録のメリット② スポンサーブランド広告が使用できる
Amazonスポンサーブランド広告、およびスポンサーディスプレイ広告はアマゾンに出品している中でもブランド登録ができている店舗だけが使える機能です。
バナーや動画でかなり目立つ位置に掲載される広告になりますので、売上を伸ばしやすい広告メニューです。(検索窓のすぐ下の場所に表示されます)
商品カテゴリーによっては他社がほとんどディスプレイ広告や動画広告、ブランド広告などを運用していない場合がありますので、自社のブランド広告を出すことで認知度を大きくアップさせることも可能です。
スポンサープロダクト広告で十分に売上を確保していて更に伸ばしていきたい場合にもとても有効な広告です。
3. Amazonブランド登録のメリット③ 相乗り業者や偽物販売業者を排除
先ほど記載した通り「1商品1ページ」が大原則ですので、アマゾンでは自社が卸売りしている相手が同じページに出品してきて、価格競争になることも多々あります。(正規に卸売りしている業者をブランド登録で排除することはできません)
また、卸売りしていないのに勝手に販売されていたり、悪質な業者の場合は良く似た偽物を販売されるといったケースもあります。
そのような場合にもアマゾンブランド登録をすることでブランドが保護され「知的財産権の侵害」などで相手の出品を差し止めることが可能です。
また、オリジナル商品やアマゾン限定商品の販売などに取り組まれているショップさんにとっては、自社商品を自分たちだけで独占販売することで更にアマゾンでの売上を伸ばしていくことができます。
4. Amazonブランド登録のメリット④ ブランド分析機能が使えるようになる
Amazonブランド分析機能はAmazonで特定のキーワードがどのくらい検索されているか検索ボリュームを把握したり、ライバル店の商品がどのようなキーワードで売れているかなどを分析することができます。
こちらはブランド登録ができた店舗しか使えない機能ですが、機能もどんどんアップデートされておりかなり便利で詳細なデータが手に入ります。
広告に使うキーワードを分析したり、Amazon内のトレンドを見ることで新商品の開発の参考にしたりと色々な使い道ができます。
また直近でかなり機能が充実してきている比較テスト機能(いわゆるABテストのようなもの)も利用条件としてブランド登録をしている必要があります。
5. Amazonブランド登録のメリット⑤ Amazonストアを作成できる
Amazonストアとは、ブランド登録をすることで「ブランドのページ」をAmazon内に作成することができそのページのことを指します。
ランディングページのような機能もあるので、自分たちの商品を魅力的な画像で説明をしたり、関連商品へのリンクを貼る事でまとめ買いなどの提案ができたりとブランドの認知度アップに効果的な機能です。
こちらも現在ブランド登録をしたショップにしか使えない機能となっています。
その他にもAmazonが新規出品者特典プログラムというものも用意していて(2024年5月時点)、最大787.5万円の還元を受けられるような直接的なメリットもあります。
そのため、ある程度Amazonで中長期的に売上利益を上げていきたいという方は、ブランド登録をしておいて全く損はないと思います。
Amazonブランド登録のデメリットは?必要?費用はかかる?
このようにメリットが多くあるAmazonブランド登録ですが、デメリットはあるのでしょうか?
それは「ブランド登録には商標登録が必要である(費用がかかる)」ことと「審査に時間がかかる」ことです。
またAmazonブランド登録は必要なのか?というお声もありますが、これに関しては結論は「必要」というのが多くの方に当てはまる回答です。(あまりAmazonでの売上を求めてない場合は不要です)
以下、デメリットに関して簡単に説明いたします。
Amazonブランド登録のデメリット① ブランド登録には商標権が必要(費用がかかる)
Amazonブランド登録には商標登録が必須です。商標登録をするには特許庁に自分のブランド名での商標出願が必要になります。
また、類似する商標がある場合には商標を却下されることもありますので、まずは登録する予定のブランド名が商標登録されていないかを特許情報プラットフォームなどで検索し、その後申請をします。
また、商標には「文字商標」と「ロゴ商標(デザイン商標)」がありますが、筆者の体感ではほとんどのブランドが「文字商標」で申請しています。どちらか迷ったら文字商標を取得するようにしましょう。
商標を取得するには、約3〜4万円前後の印紙代が必要になります。また自分で取得せずに弁理士や商標の取得代行サービスを利用した場合はその利用代金もかかります。
また基本的に、この申請は自身で行うには無理がありほぼ多くのケースで弁理士(実際にはToreruのような商標登録がクラウド上でカンタンにできるサービス)に依頼します。
JANコードを取得していない場合は、JANコードの申請費用も必要になります。厳密には、JANコードはなくともAmazonで出品は可能なのですが、今後の展開や外部の倉庫に委託をする場合には必ず必要になりますので、取得するのをおすすめします。
https://www.gs1jp.org/code/jan/jan_apply.html
また、Amazonでブランド登録申請する際には「ロゴが商品に印字されている写真」などが申請の際に必要になりますので、こちらも準備が必要です。
ロゴをシールで貼り付けただけ(簡単に剥がれる状態)ではブランド登録の申請が通らないため、必ずタグ、プリント、パッケージへの印字など「恒久的に印字された状態」が確認できる写真を準備する必要があります。
上記については詳細は以下、アマゾンの公式ページも合わせてご確認ください。対応方法については、後半で具体的に詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
https://brandregistry.amazon.co.jp/help/hub/reference/GN2GYQVPR7R4VMPB
Amazonブランド登録のデメリット② 審査に時間がかかる
こちらはそこまデメリットというほどでもありませんが、商標が実際に特許庁に認められるまでに1年ほどかかる場合もあり、商標を利用して何かしら販売活動を行いたいという場合は待ちの時間が発生します。
ただ、Amazonでのブランド登録における商標については、出願中ステータスでAmazonのブランド登録申請を行うことが可能です。
突強調での商標登録を早めに完了させたい場合には、「早期審査」というものがあったり、Amazon独自の制度としては「IPアクセラレータ」という制度を使うと2ヶ月程度でブランド登録ができます。
ただ今現在、IPアクセラレータ制度を利用せず、先ほどご紹介したToreruなどのサービスを利用しても同様の取り組みが可能で、申請を進めて約1ヶ月半程で出願中ステータスになるので、そこでAmazon側でブランド申請ができます。
Amazonブランド登録のデメリット③Amazonブランド登録は小口出品ではできない
ちなみに、ここもデメリットというよりは条件というものですが、アマゾンのブランド登録は小口出品ではそもそも新規商品の出品ができないのでブランド登録もできません。
ブランド登録をするということは、ある程度アマゾンで販売数をしっかりしたい商品だと考えられますしブランド広告なども活用することから大口出品は必須の条件です。
Amazonブランド登録に関するよくある質問
ここではAmazonブランド登録に関して、よく耳にする質問に関して取り上げて端的に回答をしていきます。
Amazonブランド登録は商標なしでも可能ですか?
結論、商標なしでは登録できません。この質問をいただく多くの場合で、ブランド登録とブランド承認を混同してしまっていることがあるので、一度両者の違いを正確に把握する必要があるかと思います。
詳しくは以下の記事で解説してますので、よろしければ一度確認してみてください。
Amazonブランド登録の費用はいくらですか?
まず、Amazonにブランド登録申請をすること自体は無料です。ただ、ブランド登録に必要な商標を取得するのに費用が発生します。
その費用に関しては、利用するサービスにもよりますが、おおよそ5万円前後と想定しておくと良いでしょう。
Amazonブランド登録は後からでもできますか?
できません。この質問をもう少し具体的にすると、恐らく以下の内容のことだと推察されます。
「当初はブランド登録をしていなかったためノーブランドで出品していたASINを、ブランド登録完了後に改めて「ブランド品」として商品情報を変更することができるのか」
普通に考えると全く同じ商品で、多少ロゴやパッケージがあるかどうか、場合によっては元々もあったけど単にAmazon内でのブランド登録ができていなかっただけということで、上記のように考えられるかもしれません。
ただ、Amazonでは商品の中身がどうであれ一度ノーブランド品として認めて出品したものと、ブランド品として扱うことができるようになった商品は別のカタログとして扱われます。
アマゾンの小口出品でもブランド登録はできますか?
できません。小口出品ではそもそも新規商品の出品ができないため、ブランド登録もできません。
Amazonのブランドページを作るのにはいくらかかりますか?
ブランドページを作るのに費用はかかりません。制作するのを外部に依頼する場合は、別途その費用が発生することになります。
Amazonブランド登録の審査期間は?
数日~1週間前後でメールでAmazonからブランド申請の可否の連絡が届きます。
Amazonのブランド登録の確認方法は?
ブランドレジストリの管理というタブの「ブランド申請」というところから状況を確認することができます。
Amazonにブランド登録をしなくても商品販売できる?
「ノーブランド品」という名前で出品を行えば、Amazonの出品はすぐに行うことができます。ただし、ノーブランド品ですので同じ商品を持っている業者が相乗り出品をしてくることを防ぐことはできません。
中にはノーブランド品に相乗りできない状況もあるのですが、そこはケースバイケースなので、適宜テクニカルサポートに問い合わせてみてください。
審査期間も含め数ヶ月かかるのがAmazonブランド登録ですので「そんなにも長い期間待てない」や「商標登録を取得するのが面倒」などの理由で、ブランド登録をせずに販売しても良いのでは?考える方も中にはいらっしゃるかと思います。
ただ、現在のAmazonではブランド登録をしているブランドをきちんと保護しようという働きができているので、今後もブランド登録している方が優遇される流れは間違いないかと思います。
それでも、たとえば在庫が少量しかなくて単発で販売したい場合などは「ノーブランド品」として短期に出品し、その間のデータを確認してブランド登録をする方がメリットが高そうであれば、新しくブランド登録をして再出品(ノーブランド品をブランドに切り替えは不可)するのも良いと思います。
商品の販売期間や在庫によってやり方はそれぞれ違いますので、ぜひ自店舗の状況にあった選択をしてください。
Amazonブランド登録がどうしてもできないのですが、どうしたら良いですか?
ブランド登録ができない原因自体はそこまで多くなく、それに対する解決策も限られています。
ただその対応に関しては、丁寧に正確に行う必要があり、その点で多くの方が適切な対応ができない場合があるのだと思います。
こちらに関しては、よくある原因とそれに対する具体的な解決策を紹介してますので、ぜひ参考にしてください。
総括|Amazonブランド登録・商標登録のやり方やメリット・デメリットについて
本記事では、Amazonのブランド登録について、やり方やメリットデメリットなどを実際にショップを運営している目線からお伝えいたしました。
最初はブランド登録をするのにかなり時間も手間もかかってしまうかと思いますが、一度登録ができればメリットもたくさんあるアマゾンのブランド登録です。
長期的に販売を考えている場合には、ぜひブランド登録を最初から考えてアマゾンの販売に臨んでみてください。
ぜひ本記事を参考に、ブランド登録をしてアマゾンで長期的に販売を続けられるブランドが一つでも多く出てくれば幸いです。
Amazonブランド登録やその後の商品登録、運営に関してお困りの方は、お気軽に当社までご相談ください。実際にAmazon運営を行っている当社が、実務実行の具体的なサポートをさせていただきます。