楽天スーパーセールの仕組みと売上を上げるための重要施策を徹底解説!
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楽天スーパーセールの仕組みと売上を上げるための重要施策を徹底解説!

2024.07.01

想定読了時間 5 分
楽天スーパーセールの仕組みと売上を上げるための重要施策を徹底解説!

楽天市場で売上アップに一番欠かせないイベントといえばスーパーSALEです。既に目標を立てて準備を進めている店舗さんも多いのではないでしょうか。

「これだけやっていれば大丈夫」と思って対策しても予想よりも売上が上がらなかったという声をよく聞きます。

この記事では現役ECコンサルタントの筆者が楽天スーパーSALEで売上を最大化するための戦略を、事前準備からセール最終日のカウントダウンまで徹底解説します!

意外と知られていない攻略法もあるので是非お役立てください!

また弊社ではECのプロによる楽天運営サポート楽天広告運用代行・運営代行サービスも行っておりますので、楽天運用でお困りの方は是非一度お気軽にご相談ください。

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楽天スーパーセール売上UPのための重要施策

楽天スーパーセール売上UPのための重要施策

まず本記事の本題であるスーパーセール時における売上UPの重要施策をご紹介します。

楽天スーパーセールの基本スケジュールと事前の仕込み対策

毎年3月、6月、9月、12月の3ヶ月毎に行われる一大イベントです。月の前半に1週間程行われている楽天市場内でも大きく力を入れているセールになります。

時期が近づくとテレビ、youtube、SNSで広告が流れ集客、購買率アップが期待できます。

事前に欲しい商品をリサーチしているユーザー向けに、セール前から広告などでSEO上位を取得し、セール時のキャンペーン内容や常に戻ってきてもらえるようなお気に入り登録施策を行っておくのも良いでしょう。

また、初動の売上がSEO的にも重要なため、できるだけ前半に売上を上げられるよう、既存顧客へのメルマガやLINEなどでのメッセージ配信も忘れずに行いましょう。

売上を最大化するための目玉商品と割引率の設定方法

スーパーSALEは基本全ショップ参加できるイベントですが、目玉商品、割引商品の数をどれだけ多く作れるか、どれだけ企画に力を入れるかで売上の差が出やすいです。

ユーザーはスーパーSALEが始まる前から複数の店舗・商品・ジャンルを見回るので多くのユーザーの目に触れる機会が高まります。

例えばショップの中で売れている目玉商品を値下げ、ポイント5倍、クーポン10%OFFを行うだけで売上が上がりやすくなります。値引率・ポイント率は高い程注目が高まります。

他店と競争している商品であれば半額、ポイント10倍以上または掛け合わせる事で強力になります。

また、ついで買いや他の商品の購入も起きやすくなる為、ほとんどの商品に対して対策を行う事を推奨します。

「まとめて購入するとクーポンで10%OFF」クーポンを発行すると、購入1人あたりの客単価も通常より上がりやすくなる為、効果的な対策と言えるでしょう。

楽天スーパーセールで集客を増やすクーポンとポイント戦略

楽天スーパーセールで集客を増やすクーポンとポイント戦略

ここではスーパーセールに向けたクーポン活用とポイント戦略について解説します。

顧客の購買意欲を刺激するポイント還元

楽天スーパーSALEは条件を満たすことでポイント獲得数を最大45.5倍にできます。

ショップの買いまわりだけで最大10倍、楽天グループサービス利用でポイント倍率が上がるSPUが最大15.5倍、楽天市場の各ショップポイント変倍で最大19倍です。

つまりユーザーが2ショップ以上で購入し、ショップポイント変倍でポイントの還元率でかなりお得になります。

そのため、自社のポイントをいつもより数倍上げるだけで、商品を購入されやすくなるという事になります。スーパーSALE参加ショップはこのお得感を利用して大幅に売上を上げています。

クーポン利用の効果的な方法

クーポンも値下げの印象が強いので購買意欲を高める効果があります。事前に設定するとユーザーのマイページに告知され、誘導する効果もあります。

当月の1日からポイント10倍またはクーポン10%OFFの高い還元率を事前からアピールし、LINEの友だち登録やお気に入り追加などで、開始時に何かしら通知が送れるような状態にはしておきたいです。

そして、アクセス数と転換率が高まるタイミングである以下のタイミングと合わせてさらに追加でポイント5倍またはクーポンで追加5%OFFを突発的に行うことで、見まわって悩んでいるユーザーに購入いただく効果が高まります。

  • 開始日
  • 0・5のつく日
  • 終了日前日から終了日
  • 金土日祝日の12時~13時、18時~20時、21時~24時

購入数が高まる事で検索位置の上昇、楽天ランキング入賞も期待でき、もっと多くのユーザーの目に触れやすくなり購買数が高まる事も期待できます。

楽天スーパーセール時の広告活用とバナーの設置

楽天スーパーセール時の広告活用とバナーの設置

通常時にも活用しているものだと思いますが、ここではスーパーセール時の活用法に絞って解説します。

楽天スーパーSALE時の広告活用

楽天市場には検索とは別で広告を使って露出させる枠が存在しています。

検索枠より上に出現するRPP広告は予算を決めて低コストで様子を見ながら始められるのが特徴で、高い費用対効果が出やすい広告の一つです。

CPC(クリック単価)10円からでも効果が出やすいのですが、キーワード設定を行う事でより的確に狙った商品に広告を当てることができます。

キーワード設定は広告>検索連動型広告(RPP)>商品・キーワード設定の新規登録より商品とキーワードとCPCを目安CPCを参考に設定することで可能です。

キーワードはショップがどのような検索キーワードでショップに入ってきているかを元に設定すると良いです。検索キーワードを確認する方法は以下となります。

  • データ分析 > アクセス・流入分析 > 楽天サーチ
  • データ分析 > アクセス・流入分析 > 商品ページ>各商品の参照元

スーパーSALE開始前からRPP広告を設定すると、ページの内容次第では事前の購入やお気に入り追加などで、スーパーSALE本番でより高い売上向上が期待できます。

効果的なバナー配置でアクセス数を増加させる方法

ポイント、クーポン、値引きと合わせて目立つ場所へのバナーの設置が大事です。

例えば「目玉商品がスーパーSALE期間限定ポイント10倍」、「セール開始日限定クーポンで半額」といったバナーを制作し、R-cabinetまたはgoldに保存した画像URLを以下の場所に設置すると良いです。

スマートフォン:店舗設定>デザイン設定>共通バナー設定の「スマホ共通バナー大」

パソコン:店舗設定>デザイン設定>PCデザイン>ヘッダー・フッター・レフトナビのテンプレート 編集>ヘッダーコンテンツ

各商品のPC用販売説明文、スマートフォン商品説明文にもバナーを設置すると良いです。

商品ページやTOPページから入ってきたユーザーが目立つ位置に貼ってあるバナーを見ることでお得さを感じて購入しやすくなります。

無料で利用できる広告スペースとその申請方法

楽天スーパーSALEでは「超目玉枠」「目玉枠」「最安値枠」無料で参加できる広告枠があります。エントリー制、審査制になりますが当選した商品がイベント特設ページに掲載され、強力な導線です。

一定期間販売やレビュー評価など厳しい条件があるのでどのショップ、どの店舗も参加できるわけではありませんが、長く販売している商品やレビュー評価をいくつも獲得している商品等であれば審査に通過する可能性があります。

そのため、参加できるショップさんでまだ参加されたことがない場合は、ぜひ参加してみてください。

最終日まで売上を伸ばす!カウントダウンセールの実施方法

本章では、スーパーセール時の売上を初日や0と5以外にも増やすための取り組みとして、最終日にも売上のヤマを作ろうという内容で、そのための一部施策をお伝えします。

スーパーセール時のタイムセールのコツ

スーパーSALEには売上が上がりやすい日が存在します。0のつく日、5のつく日、開始日、最終日1日前から最後です。

これらの日程で設定時間を設け、バナーを用意するとユーザーの期待が上がり効果が大きく出やすくなります。

例えば以下の内容は効果が出やすいです。

  • 開始日スタートダッシュクーポン
  • 終了直前買い逃し厳禁クーポン
  • 0のつく日、5のつく日限定クーポン
  • RPP広告やクーポンアドバンス広告で露出強化
  • 目玉商品を設定しセール特設コーナーを作成
  • セールサーチ価格や当日の価格からさらに値下げ

カウントダウンセールの目玉商品選択と価格設定

ショップ独自にスーパーSALE開始前にカウントダウンセールを行ってみてはいかがでしょうか?スーパーSALEの告知開始は当月1日になりますが、敢えて1日からカウントダウンセールを行うという内容です。

ユーザーはスーパーSALE前から期待して購入したい商品を見回りますが、早い段階からお得感をアピールするとセール本番で大きく盛り上がる可能性があります。

メールマガジン、LINE、商品ページ、TOPページでバナーや商品名の頭等でアピールすると良いでしょう。

売れない時の対策:楽天スーパーセール中のピンチをチャンスに変える

ここでは売り時のスーパーセール時にまさかの売上が上がらないという場合に確認、対応したいポイントを解説します。

セール中に売れない理由とその改善策

スーパーSALE用の対策を行ったのに売れない場合、例えば以下のような原因があります。

  • 競合他社のほうが価格、クーポン、ポイントを手厚く対策している
  • 競合他社のほうが魅力的な物品、プレゼントなどの企画がある
  • 競合他社のほうがラッピング、メッセージキャンペーンなどのプラスαがある
  • 商品ページの画像枚数、作り込まれた画像が少ない
  • 商品レビュー数が少ない
  • 配送日数が長い
  • 検索一覧に載っていない
  • RPP広告のCPC単価が目安CPCよりも低い

後半部分は平時も同じことが言える内容ですが、もちろんスーパーSALEでも同様に重要なため挙げさせていただきました。

特に価格、クーポン、ポイント対策はすぐ行えて結果が出やすい対策のため、競合の内容も確認しながら最適な設定を行いましょう。

楽天スーパーセールに関するよくある質問

楽天スーパーセールに関するよくある質問

ここでは楽天スーパーセールに関してよくある質問を取り上げます。

楽天スーパーセールへの参加はメリットありますか?

はい、大きなメリットがあります。楽天市場がショップに変わってテレビ・youtube・SNS・web等で広告を行うため、多くの集客を見込めます。]

恐らく多くのショップさんで利益率の低下を懸念されるのですが、諸々のコストを加味した上で利益がでるのであれば利益額は増え、その後のSEO効果としても非常にポジティブな影響があります。

楽天スーパーSALEの注意点は?

値引きの訴求や二重価格などの訴求もあると思いますが、このあたりは景品表示法の観点がありますので、楽天のガイドラインなどもしっかり確認した上で販売を行いましょう。

また、商品価格に関しては、通常販売時が1000円未満の商品については、1000円以上にされることをおすすめします。(買い周りの対象となるため)

何から手をつけたら良いかわかりません。

まずはポイント、クーポン対策だけでもすぐに取り掛かれて効果が出やすいですので、やることが多かったり、何をしていいのかわからない場合は、まずはこれだけでも設定しておきましょう。

総括|楽天スーパーセールの仕組みと売上を上げるための重要施策について

いかがでしたでしょうか?今回は売上アップするための一例を紹介させていただきました。

  • 目玉商品と割引率の決め方、ついで買いの起こし方
  • 事前告知でライバル店に差をつける
  • 集客を増やして売上強化できるクーポンとポイント戦略
  • スーパーSALE時のRPP広告活用方法
  • スーパーSALEでバナーで購買意欲を促進!
  • 無料で参加できる「超目玉枠」「目玉枠」「最安値枠」広告の利用
  • ショップ独自のタイムセール・カウントダウンセールでアピール
  • セール中の売れない原因

楽天スーパーSALEの対策はショップ商品や特性に合わせて様々なやり方が考えられます。あなたのショップに合わせて、ぜひスーパーセールの売上を最大化してください。

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