楽天ランキングの調べ方と活用方法をプロが解説!
2024.07.02
想定読了時間 5 分楽天市場で売れるような商品のリサーチ、競合調査など楽天内でどの商品が注目されて売れているか、差別化をするにはどうすれば良いか悩んでいませんでしょうか。
本記事では楽天ランキングの調べ方やランキングに入賞させる方法を解説しています。
本記事を読むことで、楽天ランキングの調べ方・確認方法が分かり、楽天内でのトレンドをキャッチすることができます。
また弊社ではECのプロによる楽天運営サポートや楽天広告運用代行・運営代行サービスも行っておりますので、楽天運用でお困りの方は是非一度お気軽にご相談ください。
目次
楽天ランキングの概要と調べ方・確認方法
楽天に出店している店舗様にとって楽天ランキングは重要な指標です。楽天ランキングは商品の人気やトレンド、需要の高まりを把握するのに役立ちますし、競合リサーチとしても活用できます。
ここでは楽天ランキングの種類、ランキング入賞の仕組み、楽天ランキングの調べ方を解説します。
楽天ランキングとは?楽天ランキングの種類を紹介
楽天ランキングとは、その名の通り楽天市場内で売れている商品をランキング化したものです。ランキング形式になっているので楽天市場内の売れ筋商品が一覧で分かるようになっています。
楽天ランキングは大きく以下の2種類に分けられます。
- 期間別ランキング
- ジャンル別ランキング
期間別ランキングには、リアルタイム、デイリー、週間、月間とあり、ジャンル別ランキングには、総合、ジャンル、サブジャンルといった種類があります。
ランキング | 確認URL |
---|---|
リアルタイム総合ランキング(15分単位で更新) | https://ranking.rakuten.co.jp/realtime/ |
デイリー総合ランキング(毎日更新) | https://ranking.rakuten.co.jp/daily/ |
月間総合ランキング(毎月上旬に更新) | https://ranking.rakuten.co.jp/monthly/ |
各ジャンル1位(前日時点) | https://ranking.rakuten.co.jp/genre/ |
ランキング一覧 | https://ranking.rakuten.co.jp/sitemap/ |
楽天ランキング入賞の仕組み:どのようにランクインするか
楽天ランキングに入賞するにあたっては、売上金額だけで順位は決まっておりません。
明確な指標は公開されていませんが、売上金額や販売数量、購入者数などが関係しています。
ランキングに入賞する為にはまず、売上実績が必要ですが、売り上げ金額の高さだけでランキングをつけようとすると、高価格帯の商品ばかりが優遇されてしまいます。
そのため、売上金額の高さだけではなく、購入者数や販売数量なども楽天ランキング入賞に関わる要素になっているという背景です。
どちらかというとこの販売数のほうがラインキングには影響すると考えていただいて問題ありません。これはAmazonやYahooなど他のモールもある程度同じようなロジックです。
楽天ランキングの調べ方・確認方法
スマートフォンで楽天ランキングを調べる際、アプリとWeb(ブラウザ)の二通りの方法があります。
それぞれ確認していきましょう。
楽天ランキングの調べ方・確認方法:①スマートフォン(SP)の場合
アプリの場合
アプリ下部のもっと見る→ランキング でランキングを表示できます。元々の表示がデイリーになっているので必要に応じて週間やリアルタイムに切り替えましょう。
デイリー、週間、リアルタイム タブの下の総合 をタップすることでジャンルを選択することができます。
ブラウザの場合
- 楽天市場と検索をして楽天市場のトップページを表示
- 上部の楽天のロゴの左にあるメニューボタン(漢数字の1が縦に3つ並んでいるもの)をタップ
- 左側に出てきたサイドナビを下にスクロール
- ランキングから探す という項目をタップ
総合リアルタイムランキングと総合デイリーランキングの確認がここでできます。また検索バー下のランキング一覧からジャンルを絞り込むことができます。
楽天ランキングの調べ方・確認方法:②パソコン(PC)の場合
楽天市場のトップページの中段あたりに人気商品ランキングと表示されている箇所があるのでそこで順位の確認ができます。
リアルタイム 総合 ふるさと納税といったカテゴリを選択することでそれぞれの順位の確認もできます。
右側の総合ランキングを見るを押すと様々なジャンルのデイリーランキングやリアルタイムランキングを見ることができます。
楽天ランキングに入賞させる獲得方法
楽天のランキングに入賞させる方法として予約販売、タイミング、クーポンやポイント、メルマガといった販促施策があります。それぞれ内容を解説します。
楽天ランキングに入賞させる方法①:予約販売
楽天ランキングに入賞する方法に予約販売を活用する方法があります。予約販売とは、発売前の商品を予約購入できるサービスの事を指します。
予約販売は、予約購入ページや「予約する」ボタンから購入が可能です。予約購入は、注文確定処理が行われるまで決済は行われません。
予約販売を活用し、事前に商品の訴求と予約注文を受け付けることで、一気に売上実績を作ることができます。
予約販売の仕組みを利用した結果、売上実績が集中するので、楽天ランキングへの入賞を目指すことが可能になります。
楽天ランキングに入賞させる方法②:タイミング
楽天ランキングに入賞するためには、短期間・短時間で大きな売上を立てて、販売個数を集める必要があります。
そこで、楽天市場において売れやすいといったタイミングでセール施策をすることでランキングに入賞させやすくなります。
- 5の倍数の日
- 毎月1日
- 連休最終日
それぞれ、ランキングに入賞させやすくなる理由として、以下のようなものがあり、総じて楽天市場へのアクセス数が上がる傾向にあるためです。
・5の倍数の日:毎月5の倍数の日に楽天市場内での購入時に楽天カードで決済をすると、楽天負担でポイント5倍となります。
・毎月1日:ワンダフルデーというイベントがあり、楽天負担でポイント3倍となります。
・連休最終日:連休最終日は顧客が家にいるケースが多く想定されるため
もちろん、上記の日はライバル店も積極的に販促活動を行う日でもありますが、逆に上記以外の日に自店舗独自のイベントを開催して、他店舗と比較した時に販売数を上回るということも可能です。
このあたりは自社と他店舗との差分を見極めながら実施できると良いでしょう。
楽天ランキングに入賞させる方法③:販促施策(クーポン・ポイント・メルマガ等)
楽天ランキングに入賞させる方法の代表的なものとして、以下の施策があります。
- クーポンの活用
- ポイント変倍
- メルマガやSNSの活用
それぞれの活用方法を見てみましょう。まず、クーポンの活用についてです。
楽天市場内でのイベント時にスタートダッシュクーポンとして、24時間限定や48時間限定、先着50人限定といったクーポンを発行することで、瞬間的にお客様を増やし、売上を作ることができます。
また、セール終了後の後夜祭として、24時間限定クーポンや、セール終了のお詫びとしてクーポンを発行すると売上を作ることができます。
他にも数量や金額を指定して〜円以上購入で〜円割引クーポンや〜個以上購入で〜円割引といったクーポンを出すのも効果的です。
例)3,000円以上購入で100円割引や3個以上購入で5%OFFクーポン など。店舗によって平均単価や利益率が異なるので、割引しても問題ない設定にしておく必要があります。
次にポイント変倍についてです。
5の倍数の日や、ワンダフルデーに自社負担のポイント10倍を設定することで、お客様はポイント倍率14倍で購入することができるので、ポイント目当てのお客様にアプローチでき売上を作ることができます。
最後にメルマガやSNSの活用についてです。
メルマガを活用し、上記のポイント10倍やクーポン、セールの告知をすることで集客につながり売上を作ることができます。
楽天メルマガを送る際、即時送信と予約送信があり、予約送信をする場合は送信日を選ぶことができます。この際、予約が集中していると希望日に送れない事があります。
最近では、LINEを使い友達登録をしてもらうことで、LINE登録者限定のセール告知をしたり、Instagramを使い商品のアピールをして集客をしている例もあります。
このように、クーポンやポイント変倍、メルマガやSNS告知を活用して集客をし、売上を作りランキングに載ることができるようになります。
売上向上のための楽天ランキング活用法
売上向上のための楽天ランキング活用法として、アクセス数の向上、クリック率の向上、購入率の向上の3つがあります。それぞれ内容を確認してみましょう。
楽天ランキング活用方法①:アクセス数の向上(ランキング経由のアクセス)
楽天ランキングは「楽天市場で今何が売れているのか」というトレンドとして見られるページでもあります。
そのため、初めて楽天を利用するユーザーや人気商品を探しているユーザーなどがランキングの動向を確認しています。
ランキングに入賞することでランキング経由でのアクセス増を見込むことができます。実際に多くの店舗で流入経路を確認すると、全体の数%はランキング欄経由からのアクセスがあります。
楽天ランキング活用方法②:クリック率(CTR)の向上(サムネイルに掲載)
売上を上げるためにはアクセス数を増やす必要があり、さらにそのためにはインプレッション(表示)とクリック率を上げる必要があります。
商品ページのサムネイル内に「楽天ランキング〜位入賞」と記載することで、商品の価値や人気具合を客観的に示すことができます。
それにより、お客様はその商品に対する興味喚起がなされ、表示されたページのクリックに繋がり、お店のアクセス数への繋がります。
楽天ランキング活用方法③:転換率(CVR)の向上(信頼性・権威性UP)
先ほどは商品ページにランディングする前までの役割でしたが、「楽天ランキング〜位入賞」の記載を入れることで、お客様の信頼感や安心感を得ることができ、購買に繋がりやすくなります。
これにより、その商品を選ぶ際の不確実性を軽減することができ、購入してもらいやすくなります。
もちろん、転換率の向上施策に関しては、これ以外にも多くの要素がありますので、競合他社やベンチマークの店舗と比較して自店舗でできることを洗い出してみましょう。
以下の記事では、現役のECコンサルタントがそのあたりを詳しく解説してますので、ぜひご覧ください。
楽天ランキングの調べ方と活用方法に関するよくある質問
ここでは楽天ランキングに関するよくある質問ついて解説します。
楽天のランキングは何位まで表示されますか?
楽天ランキングに表示される順位はランキングの種類によって異なります。
それぞれ何位まで表示されるかは以下の通りです。
- リアルタイムランキングでは300位までの表示
- デイリーランキングは1000位までの表示
- 週間ランキングは300位までの表示
- 月間ランキングは300位までの表示
楽天リアルタイムランキングの更新時間は?
楽天リアルタイムランキングの更新時間は15分単位での更新ですが、更新のタイミングはランダムですので、間隔・頻度として15分という数値を覚えておくと良いでしょう。
楽天のランキング入賞を取得するおすすめのツールは?
楽天市場の商品ランキングを調べることができるツールを使うことで、自店舗の商品がどのくらい人気があるのか調べることができます。
自店舗や競合の商品のランキングをチェックして楽天市場内の分析をすることで、楽天運用の成功につながります。
ここでは無料で利用できるおすすめのツールを2つ紹介します。
毎日伝令くんLight
毎日伝令くんLightは自店舗の商品が1位にランクインしたことをリアルタイムでお知らせしてくれるツールです。
知らない間に1位を受賞していたケースや夜や深夜に1位を受賞していたといったケースがある中、この毎日伝令くんLightを利用することでランキングの受賞を見逃すことが無くなります。
毎日受賞が入れ替わるデイリーランキングでは10位以内のランキングを、15分に1度の間隔で更新されリアルタイムランキングでは3位までの順位をメールで1日1回お知らせしてくれます。
GoQSystem ランキングチェッカー
GoQSystemのランキングチェッカーは毎日自店の受賞結果をメールで受け取ることができます。ランキングチェッカーは1位以外の順位でも、ランキングに入賞することでお知らせしてくれます。
他にも、競合店の把握やショップページにもランキング受賞結果を表示させることができるので、見ているユーザーに視覚的にアピールできます。
総括|楽天ランキングの調べ方・確認方法と活用方法について
楽天ランキングの調べ方や活用方法を理解することで、より多くのユーザーを獲得することができるようになります。
本記事では、楽天ランキングの調べ方やランキングに入賞させる方法、ランキングの活用法を解説しました。
実際の店舗運営をした感覚では、クーポンは「〜円以上購入で〜円割引」という内容が反応は良かった印象でした。
これらの内容を活用することで楽天ランキング入賞やその先の売上向上に役立てていただけたら幸いです。